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KAKUYO2  作者: 四季
242/521

隣の家のおじさま ◇

2020.8.24 に書いたものです。

隣の家のおじさまは

いつもつるつるの頭部だった

出会った頃から

ずっとつるつるの頭部だった


耳を澄ましたくなるような

穏やかな頭部


心を研ぎ澄ますような

柔らかな頭部


小さい頃に聞いたことがある

どうしてつるりとしてるのかと

するとおじさまは答えた

心を磨いているからなのだと


愛を歌う時には

頭を鳴らす

愛を伝える時には

頭を擦る


隣の家のおじさまは

いつも心と頭頂部を磨いていた


可憐な笑顔を振りまきながら


いつだって

どんな時だって


いつも心と頭頂部を磨いていた

おじさまの聖域。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 心にグッとくるもの、クスッとしてしまうもの、和むものと全てが詰まっている詩集だなぁと読ませていただいていましたが、これは記憶に残る詩ですね。“聖域”に対しての考え方が変わりました(^ ^)…
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