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あなたとわたしと…… ◇
2020.8.17 に書いたものです。
あなたが見る世界は
いつも悲しげで
薄暗い空をしていたのでしょう
わたしはそれを知っている
あれはいつだったか
もう忘れてしまったけれど
あなたの脳に飛び込み
わたしはあなたの世界を見たの
噓みたいな話よね
自分でも思うわ
馬鹿げていると
噓にしか聞こえないわよね
自分でも思うわ
馬鹿げた話だと
あなたはいつも
路上の花のようにそっと微笑んでいたけれど
本当は笑ってなんかいなかったのでしょう
わたしはそれを知っている
あなたから
直接聞いたわけではないけれど
それでも
わたしはあなたの心を見た
あれはいつだったか
馬鹿げた話ばかりする
そう思われてもいい
だってわたしはわたしを信じられるから
他人から
嘘と思われても構わない