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KAKUYO2  作者: 四季
233/521

ぽつり ◇

2020.8.15 に書いたものです。

悪魔のような灰色の雲が

壮大なる空を埋め尽くし

女神の最期の時の物語を

告げるように涙を降らす


荘厳な鐘が鳴るような

雫が大地を叩く


人々の嘆きの傷から

紅の川は作られる


ぽつり


降り注ぐ雫は


ぽつり


悲しみと嘆き


空を見上げる時

視界に入るのは魔の雲


大地に生まれし川は

人々の嘆き

川から生まれし大河は

人々の苦しみ


あの空の上の何者かは

それすらも呑み込んでしまいそうで


地上に生きる人々の手には

決して触れられない


ぽつり


雫がこぼれ落ちても


決して


人には何もできない

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