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KAKUYO2  作者: 四季
19/521

言ってやりたい ◇

2020.2.19 に書いたものです。

どうして私は

貴方と行けなかったのだろう

なぜゆえ私は

貴方を選べなかったのだろう


貴方のことを一番大切に想っていた


近くにいて

指で触れて

そうやってずっと傍にいられると


あの時はまだ信じていた


けれども私は

貴方とは行けなかった

どうしても

貴方を選ぶことができなかった


生まれ落ちた時から

私は分かっていた

平凡な人生を行くこと

それは無理な願いと


それでも貴方に出会って

たくさんのことを知って

そのうちに自由を求めるようになって

けれども空を飛ぶことはできなかった


今でも


貴方のことを一番大切に想っている


近くにいて

指で触れて

そうやってずっと傍にいられると


あの時はまだ信じていた


あの頃の私に言ってやりたい


貴女と彼のその先に

共に行く未来はないのよ


たとえ過去の私が涙流すとしても

もしも過去の私が心痛めるとしても


それでも言ってやりたい


貴女と彼のその先に

共に行く未来はない……

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― 新着の感想 ―
[良い点] ガラスのように透明で、綺麗で、繊細な雰囲気の詩でした✨ 切なくて儚い描写が素敵です。
[良い点] ☆言ってやりたい とても胸を掴まれました。 ストーリー性と叙情性を併せ持つ詩ですね。 主人公は多分、運命の申し子。 でも、貴方に出逢って恋をして……でも、共に行くことは出来なかった。 …
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