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KAKUYO2  作者: 四季
162/521

唇に紅 ◇

2020.6.14 に書いたものです。


唇に紅を引き

艶やかに囁くは

愛ではなく

憎しみ

愛のような憎しみ


唇に紅を引き

艶やかに歌うのは

夢ではなく

虚しさ

夢のような虚しさ


花壇に咲く紅の華

あの世へと誘う者


気づけばすべて冷えきって

枯れ果ててしまっていた


悲しみは奥にしまい

苦しさは呑み込む

憎しみと虚しさを紅に混ぜ

唇を染め上げる


愛を囁く

その唇には憎しみを


夢を歌う

その唇には虚しさを


並べ 交え そして


ただの表裏でしかないことに

いつの日か気づく



////////////

※下部の記号は文字数調整のためです。

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