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KAKUYO2  作者: 四季
158/521

嘘をついたのね ◇

2020.6.9 に書いたものです。

嘘をついたのね


いつかきっと迎えに来ると

あの夜には

そう言っていたのに


私のことなんて

本当はどうでも良かった


それが

あの夜の真実だったのではないの


そうでないと言うかしら


そうでないと言えるかしら


もし貴方が

そんなことを口にできるのだとしたら


貴方は心ない人


優しさは仮面だけ

ただそれだけ


私が信じたものは何もかもすべて

偽りだったのね


信じようとしたのは

貴方を信じたかったから

私は最初から

騙されるつもりでいた


嘘をつく方が悪いのではなく

騙される方が悪いのだと


いいわ

貴方がそう言っても


その方が


何もかも忘れられただろうに……



嘘をついたのね


いつかきっと会いに行くと

あの宵には

そう誓ってくれたのに

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