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KAKUYO2  作者: 四季
153/521

ニンニクの匂い、夕暮れ ◇

2020.6.5 に書いたものです。


ニンニクの匂いが漂う夕暮れ



ふと


何事かと思い

空を見上げてみた


そこに浮かんでいたのは


見たことのない鳥


匂いのもとがその鳥かは

誰にも分からないけど


きっとそうなのだろうなと解釈する


ニンニクの匂いがする


そんな鳥のことは知らないけれど


そこにいたから


きっとそうなのだろうと思う


ニンニク料理は嫌いではなかった

ニンニク風味タレも嫌いではない


それでも


茜色の空からニンニクの匂いがするのは

あまり嬉しくはない


食べるには良くとも


それ以外では良くはないのだから



ニンニクの匂いが充満する夕暮れ



ふと


何が起きたのかと

空を見上げてみた


そこに飛んでいたのは


これまで一度も見かけたことのない鳥


その正体が何なのか




いまだに分からない

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― 新着の感想 ―
[良い点] 世にも奇妙な物語のような。そこにニンニクという、食べて美味しいのに、なんとなく、嫌われる匂いの鳥、想像することの、針を振り切っている風景に思いました。実は、こんな感じ好きです。
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