表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
KAKUYO2  作者: 四季
137/521

閉鎖された遊園地 ◇

2011年頃に書いていたと思われるものです。

夢の中でよく遊んだ

よく行ったよね あの遊園地


夢の世界へ行けば

いつでも遊べる場所だけど


現実のあそこはもう

閉鎖された遊園地


ずっと二人で乗ってた

メリーゴーランド

朝から夜まで回ってた

電飾は最後の日まで

光っていたよね


大きくて高かった観覧車

二人見つめ合いながらさ


窓に寄りかかったり

夜景を眺めたり


二人で同じ空を見上げたり


乗ったらもう降りたくなくなって

お金が尽きるまで

何度も繰り返し乗ったね


もう戻れない


楽しかった遊園地は


もうない


二人で何度も行ったけど

二度と遊べることはなかった


閉鎖された遊園地

二人のただ一つの

思い出の場所


だけど だけど


今日壊される


それを知った私たちは走っていった


遊園地は鈍い音を立て

崩れていく

二人の思い出は消さないで

崩さないで


閉鎖された遊園地

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ