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KAKUYO2  作者: 四季
124/521

雨 ◇

2020.5.16 に書いていたものです。

雨が降ってきたわね

愛おしい雨が


あぁ何て美しく悲しいの

愛おしい雨


もしも願いが叶うとしたら


抱き締めさせて


遥か彼方

空から降り注ぐ冷たい涙を


そっと抱き締めさせて


淡い色の空は

この世界を見下ろす


淡い色の空は

いつもこの世界を見つめている


雨が降ってきたのね

(いだ)きたい雨が


あぁなんて魅惑的で悲しいの

抱きたい雨


たとえこの身が朽ち果てる時が来るとしても

あの雨を浴びていたい


たとえいつかこの命終わるとしても

雨を浴びて生きたい


生命の始まり


運命の始まり


それは水


この身が生まれ消える瞬間まで

ただ水の中に生きる


だからね

こんなにも雨が愛おしく感じるのは


好きなの

抱き締めたいの


あぁ


どうか(そば)にいて

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