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KAKUYO2  作者: 四季


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123/521

失われたもの ◇

2020.5.15 に書いたものです。

暗幕を張ったような夜空を

駆けていく星を見た


どうしてあの星は駆け続けるのだろうと

ふと思ったりした


それは懐かしい記憶


大人になった今はもう

そんな純粋な疑問を抱くことはない


あの美しい星はどこへ行くのか


たった一つの星は

一体どこへたどり着こうとしているのか


子どもの頃は疑問が多い


小さなことでも不思議で仕方がなく

色々と考えてしまうもの


でもそれは

純粋ゆえの幸せでもあったのだといつかは気づく


追いかけたい

捕まえたい


そんな考えをした昔の私は

愚かだっただろうか


確かに

そうかもしれない


馬鹿げていたかもしれない


けれども


疑問を抱き自由に考えられることは

きっと幸せだったのだろう


暗幕を張ったような夜空を

駆けていく星を見る


どうしてあの星は駆け続けるのだろうと

今はもう思わない

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