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KAKUYO2  作者: 四季
118/521

謎の人 ◇

2020.5.13 に書いたものです。

毎朝廊下で待ってる

あの人は誰だろう

なぜかいつも立っている

あの人は誰だろう


一度くらいは

言葉を交わしたことがある

同じ所属の中にいる

人だってことは知っている


でも

特別仲が良いわけではないし


何か

共通点があるわけではない



ことあるごとに横を通る

あの人は何だろう

十分に十五回くらい目の前を通過する

あの人は何だろう


一度くらいは

用事を話したことはある

同じ空間にいる

人だってことは知っている


でも

縁があるわけではないし


何か

特筆すべき関係性があるわけでもない



覚えるのは

大きすぎる違和感

喉の奥が

気持ち悪くなってくるような感覚



何事もなかったかのように

挨拶をしてくるのなら

きっとこんな不気味な感じは

しなかったと思う



多分



愛想のいい人だなと

思うくらいで終わったはず……

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