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KAKUYO2  作者: 四季
117/521

愛と紅蓮の携帯電話 ◇

2020.5.12 に書いたものです。

おいらの携帯電話は

真っ赤でカッコいい


おいらの携帯電話は

今にも燃え出しそう


子どもの頃

父ちゃんが愛人とだけ連絡を取ってた

ダミーの携帯電話が

燃え盛る炎のような赤色で

こっそり憧れていた


小さい頃

母ちゃんがバーゲン情報仕入れてた

大切な携帯電話が

闇照らす炎のような赤色で

こっそり憧れてた


だから決めていたんだ

最初に買う携帯電話は赤にするって


ずっと決めていたんだ

一番目の携帯電話は真っ赤を選ぶって


おいらの携帯電話は

真っ赤でイケてるよ


おいらの携帯電話は

今宵燃え上がりそう


愛人はいないし

バーゲン情報にも興味ない

それでも赤がいいのは

幼き日の思い出があるから


燃え盛るのは愛の炎


滾るのは食欲


紅の華の湖に


溺れつつ踊るのはおいら


おいらの携帯電話は

真っ赤でカッコいい


おいらの携帯電話は

今にも燃え出しそう

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