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KAKUYO2  作者: 四季
10/521

薔薇 ◇

2020.2.11 に書いたものです。

今年も咲いた薔薇が

庭中を埋め尽くす

昨年と同じように

庭中を染め上げる



懐かしい記憶を辿れば

蘇るのは二人の記憶


そして


わたしとあなたが過ごした

短い一年の思い出



今年も咲いた薔薇が

庭中を埋め尽くし

昨年と同じように

心中を染め上げる



もう遠い記憶を辿れば

蘇るのは二人の幸福


それは


わたしとあなたが過ごした

短い一年の思い出



あなたと過ごしたあの家は

もう売りに出されてしまって


あなたと過ごしたあの場所は

もうこの手にはないけれど


あなたと過ごしたあの日々は

いつまでもこの脳の中に


あなたと過ごしたあの時は

いつまでもこの胸の奥に



今年も咲いた薔薇が

庭中を埋め尽くす

昨年と同じように

庭中を色付けて



この胸を音もなく突き刺してゆくのです

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― 新着の感想 ―
[良い点] うわぁぁぁあ!!とっても切ないです…(´・ω・`) とっても切なくて儚くて、でも美しい詩ですね…。情景が瞼の裏に浮かびます。素敵です。 >この胸を音もなく突き刺してゆくのです この最後の一…
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