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プロローグ

 もしあなたが現在、勉強も部活もまじめに取り組んでいる高校生だとしよう。

しかし、その生活の中で勉強にも部活にもあきたり、嫌になったら何を考える?思いつく?

 友達や家族に相談するとか、誰かと出かけたり、ネットで愚痴るなど身近にいるものあるもの気を紛らわすのも良いし、友達や家族で旅行に行く計画を立ててみたり、将来やってみたいものを考えてみたりと未来の目標を見つけるのも良いのかもしれない。

だが、俺の考えは違った。

俺はただ単純に「もう少し楽しい世界に生まれたかった!!」

だってそうだろう。

すべての悩みを周りに言うのは人によっては相当な覚悟が必要だし、俺はまじめに勉強しているつもりだが頭が良いというわけでもないから、将来自分にできる仕事なんて何も想像ができない。

なんてお堅いこと言いつつ実際のは、ただ人と関わるのが苦手で、将来のことを考るったてそんなのめんどくさいし、そんなことに時間を割くくらいならゲームをしていたほうが全然いいと考えている平凡でダメダメな高校二年生。

俺の願い、「自分のやりたいことが好きなだけやれる世界に生まれたい!!」

この言葉を見て「お前の性格、考え方、根性全て直せよ」と考えた方々。

そんなことできたらこれまでの人生苦労してません≪泣≫


 高校生活が始まってから三か月がたったある日の夜。

いつものように部活から帰ってきて、親につくってもらったご飯を食べ、風呂に入り少し勉強したらそのあとは眠くなるまでひたすらゲームに漫画、アニメのオンパレード...。

なんてことない高校生の日常を送っている。しかし、この夜に見た夢から自分の平凡な日常は大きく!

そして、周りからしたら唐突に変わってゆくことになって行く。


「んん、、、なんだここは?あぁなんだぁ~雲の上かぁ~」

俺は今雲の上に立っている。

 どこまでも続いているように見える雲、そして周りには大きな青空が広がっている。

そしてひときわ目をつけざるを得ない赤色に輝くてのひらで収まるくらいの水晶のような球体。

うん、間違えなく夢だな...。

 なんて考えていると突如球体が話し始めた。

「あたたは、これ♯”△×〇ヴぁlbふぁlgいjfbvfh、、、、そう♯ない”$あなた死にます」

 うん...。

雑音混じってて全く聞き取れない。

でも最後のだけは聞き取れた!一言で言うと、マジで不気味すぎです!!!

なんて思いつつ球体に触れてみると、ゴトッッ!!?

 いってぇーーー!!

 頭にぶつかってきやがった!?少し触ってみただけなのに!

この後また話し始めたがまたしてもノイズ混じりな言葉であったため何を言っているのかは聞き取れなかったが、怒っていることだけはなんとなくわかった...。


 ピーピピピピピピピピピピピピピ…

 目覚まし時計が鳴ったことで目を覚ました俺はなぜか両手で頭を押さえていたが、それには気を止めずになり続けている目覚まし時計を止めて、また寝ることにした。

要するに二度寝である。

 しかし、今日は平日。

そんなことは許されるはずもなく誰かが二階の階段を上がってくる足音を聞くや否や強烈な眠気を懸命に振りほどくがごとくゆっくりと起きる準備をした。

つけ足しておくと起きるという気持ちを整え準備しただけでまだ起き上がってはいない。

 コンコン、ガチャ。

いやいや、そこはノックした後なかの人の返事を待つべきでしょ...。

さぁ今日はどっちが起こしに来たのだろうか。

ちなみにクジで例えると、あたりは母で、はずれは妹である。

父はこの時間には会社に出勤しているため起こしには来ない。

母の場合は無難に声をかけてくるもしくは少し揺さぶってくる程度だ。

 しかし妹はというと... 

 「おはようクズ!!今日も朝から寝坊とか本当にいい度胸してるわね!!」

そんな大声で言わなくても聞こえてるってーのに。

 「まだ起きないということは、あたしの罵倒が聞きたくて聞きたくてしょうがないということかしら?」

 「そんなわけないだろ...。どこの世界にクズ呼ばわりしてきた妹の声をもっと聴きたいとか思うやつがいるんだよ?」

 「あたしの目の前にいるよ?」

いやいや、そんな真顔で言わないでくれよ...。

いやホント違うから!!

 「さあシスコンのお兄ちゃん、早く下に来ないとエサ、、もとい朝ごはんが冷めちゃうよ」

いい加減俺の人間性が疑われるような発言やめてもらえませんかね!!?

そんなこんな、ほぼ毎日繰り返されている兄妹でのコミュニケーション??を経て、俺は学校に行く準備して玄関の扉を開けいつも通り学校へ向かう。


 「おはよう、厚揮、奥姫、有次」

俺はいつもこの三人と待ち合わせをして学校に行っている。

幸いにも徒歩で行ける所にあるので車通りの少ない道を選んでゆっくりしゃべりながら歩くことが出来る。

いつも通り4人で歩いていると、厚揮が不思議そうな顔をこちらに向けてきた。

 「翔、どうしたんだ?いつも以上に話への食いつきがないけど何かあった?」

 「あぁ、ごめん。う~ん、、、なんか変な夢見た気がするんだよね...」

 「なになにタッキー、悪夢みたの?どんなのどんなの??」

 「奥姫、、、だれが悪夢を見たなんて言ったのかな?」

 「翔が怖がる夢は俺も気になるな」

 「だから!だれがいつ怖い夢を見たっていったよ!」

 「え~、どうせショーがバナナの皮に引っかかってショック死=即死したんでしょ?(笑)」

 「「「...。」」」

 なんていつも通りの会話をしていると、、、

 「おい!!学生たち!!!よけろーー!!!」

 え、、、。 

 ドォン!!!!

 注意の呼びかけを聞き振り向くと、スピードを緩めることなく突っ込んでくるトラックが目の前にあった。

 これにより、学生二名は即死。

 そのほか二名は重体でで病院に運び込まれたが次々と息を引き取っていった。

 この事故の直後、周りの人が運転席を見たが誰もおらず、その後の捜査でも車に異常も見当たらなかったため捜査は未解決のまま打ち切りとなった。

 






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