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ウチのギルマスが完全にヒモ  作者: 名称未設定
9/19

第9話


「ふひひ」


 いかん、抑えろ抑えろ。


「ぐふふ」


 ダメだ! まだ笑うんじゃない。


「彼、大丈夫かい?」


「マスターならいつものことだから、商人殿は気にしなくていいよ」


「そ、そうかい」


「マスター……」


「ドゥフフ」


☆☆☆


「そろそろ街が見えてくるぞ」


「おっ、どれどれ」


 荷台で立ち上がると街道の先で人だかりが見えた。


「げっ! もしかしてあれ順番待ちか?」


「いや、そんなはずはないよ。こんなに混んでるのは、すごく大きな商隊が来た時しか知らないね」


「じゃあ、そのでかい商隊が来たのか?」


「いやいや、それこそ、そういうのは何日も前から準備するからね。さすがに噂くらいは耳にするよ。この人達は多分、難民だね」


「難民……」


「うん、戦争とか飢饉で生活できなくなった人たちだね」


「街に入れてもらえないのでしょうか」


「いや、難民は普通、街には来ないんだ」


「え? なんでだよ」


「畑がないからね。大抵が農民だから土地を耕せないと生活できないんだ。だから普通は新興の開拓村を目指すか、大人数ならそれこそ自分たちで開拓村を立ち上げたりするね」


「では、あの方達は?」


「どうしたんだろうね? 何かあったんだろうけど」


「さっきのゴブリンと関係があるかな?」


「ああ、それはあるかもね。開拓地を目指してるところにゴブリンと出くわして、助けを求めて近くの街にって感じかな」


「なるほどねー。じゃあ、このお子様ももしかしたらあの難民の一員なんじゃないか」


「この子のご両親があの中に居られるかもしれないのですね」


「いるかもね」


 まあ、正直なところ興味はない。

 それよりも今は、ガチャだっ!

明日の更新はーーーーーーーありま・・・・・・すん

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