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少年王誕生?

 とりあえず今の状況を理解しよう。うん。

1、周りはイケメンだらけ。まぁこれはギリギリあり得ることだろう。

2、そのイケメン達は全員外人っぽい。日本語喋ってるけど。まぁ外人ってイケメンに見えるよね。

3、そのイケメン達がみんな俺の方を向いている。恥ずかしいからやめて。

4、今俺がいる建物、どっかのお城みたいなんだけど俺はさっきまで家の自分の部屋に居たはずなんだけど。


うん、きっとこれは夢だ。ほらほっぺつねってみると痛くな…痛い。一度深呼吸して、スーハー…もう一度目を開けるとほら自分の部屋…じゃないよね!うん!わかってるよ!?


千代双真、15歳中学三年生。どうやら変なところに紛れ込んでしまったようです。


「あの…」

「ひゃい!?」

どっかの王子みたいなブロンドの髪に透き通った蒼い瞳の青年(俺より2、3歳位年上)のイケメンに声をかけられ自分でもびっくりするぐらい変な声があがる。

「あぁ、すみません…驚かせてしまいましたか…?」

「い、いえ…大丈夫デス…」

なのでそんな顔で見つめないでください。照れます。

「そうですか…良かった…」

「お怪我はございませんか?」

先程とはまた別の青年が出てくる。やはりイケメン。

いわゆるダークブラウン?の髪に優しげな鳶色の瞳。先程の王子様系キラキライケメンと違ってこちらは普通にイケメン、といったような感じだろうか。

なんというかモテそうだなぁ確実に。じゃなくて、怪我が無いか聞かれていたんだった。

「あ、えと、大丈夫です。ピンピンしてますよ…?」

「そうですか…なんともなく本当に良かったです」

と、安心した顔で微笑みかけられる。うわぁ惚れ惚れするくらいほんとイケメン。

「貴方様と会えるのを楽しみにしておりました。」

と突然手を握られる。

「へ?な、何?」

「何年も、貴方様が此方に来られることを楽しみにしておりました…ソーマ陛下」

ん?今陛下つった?

「すいません今、最後なんて?」

「?ソーマ陛下と言いましたが?」

陛下ってあれだよね、王様とかにつけるやつだよね?

「陛下?俺、そんな身分じゃないとおもうけど」

「いいえ、貴方は正式なこの国の王です。」

へーそっか。王かぁやった事ないけどまぁどうにかなる

「な訳ないだろ!!俺が王サマ!?まだちゃんと公民とかやってないような、中学生のガキに!?」

と叫ぶと瞬時に先程のダークブラウンの髪の毛のイケメンが否定する

「そんな事はありません!あぁ、申し遅れましたね、私はアイザック・ゲルテンボルンと、申します。陛下の護衛を務めさせて頂ます。よろしくお願いします」


これが、彼との出会い。そしてこの国との出会いだった。

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