第5話 戦いのあと
海賊たちが住処にしているのはグラジオラスから離れたところにある無人島である。ここが海賊たちの拠点であり、普段は隠ぺい魔法を島全体に覆ってその存在を隠している。
「くそっ!」
ドン! と、海賊たちのキャプテンは洞窟の壁に拳を叩きつけた。逆に手が痛くなってきたがそれどころではない。今回で同盟を結んでまで手に入れた戦力の大半を失った。残り十六のWSしか残っていない。同盟を結んでいた海賊たちの機体は全滅だった。
これでは報復を受けてしまう。どのみち破滅だ。
「くそっくそっくそっ! いったい何なんだ! あの黒いのと赤いのは⁉」
たった二機。
たった二機のWSによって計画が狂ってしまった。大金を払って手に入れた街の外壁を吹き飛ばすほどの爆弾も不発に終わった。状況的にも立場的にも資金的にも不味い。
キャプテンの男が荒れ狂うのは当然だった。
「クソが......このままでは、このままでは......!」
「荒れてるねぇ」
焦るキャプテンにとても陽気な声をかけたのは、一人の青年だった。洞窟内に響き渡ったその声にその場にいた海賊たちがいっせいに警戒する。コツ、コツ、コツ、と。足音が近づいてくる。
やがて影と共にぬっと姿を見せたのはフードつきのマントに身を包んだその青年の名をキャプテンは思い出す。確かあの爆弾を提供した青年。確か、シド・オリエンタルといった。
「見てたよぉ~? いやぁ、凄い大敗だったねぇ。あれだけの条件が揃っていたのに大負けとはなかなかないよ?」
「てめぇ......おちょくりに来たのか⁉ アァ⁉」
ギラリとした目を輝かせながら右手の銃をシドの方へと向ける。興奮状態にある彼は今にも引き金を引いてしまいそうだ。だが、それでもシドという青年は脅えない。それどころか「良いねぇ」と楽しそうにするぐらいだ。
「まァ、そう怒んなよ」
シドは洞窟の奥へと更に進んでいくと、ドカッとあいている木箱に腰を下ろした。そして懐から酒瓶を取り出すとキャプテンに向かって放り投げる。呆気にとられたキャプテンはその酒瓶をキャッチすると「何の真似だ?」とシドに問う。
ニヤリとシドは不気味な笑みを浮かべると。
「なに、俺はただチャンスを与えに来たのさ」
「チャンス、だと?」
「あァ。チャンスだ」
シドは傍に無造作に置いてあったグラスを二つ取ると、片方を放り投げる。そして「まあ、座れよ」と促す。キャプテンは銃をしまい、投げられたグラスを受け取り、腰を下ろす。
「<ストックキャニオン>に新しい<大地の恵み>が発見されたのは知ってるよな?」
「ああ......まさか、お前」
シドの言おうとしていること。
それはつまり、<大地の恵み>を狙おうということ。
「正気か?」
「正気でこんなことが言えるかよ」
「ハッ。違いねぇ」
グラスに酒をつぎ、話を続ける。
「<大地の恵み>を手土産にすりゃあ、同盟を結んだ海賊たちも今回の損失については目を瞑ってくれるんじゃねえのか? なにしろ街一つ作ることができるだけのモンだ。やつらもこの価値が解らない程バカじゃあないだろ」
「だが、<大地の恵み>には沿岸要塞の大半の戦力が警戒にあたってるんだぜ? これっぽっちの戦力で何が出来る」
「出来るさ」
いとも簡単に。あっさりと。シドと言う異端の存在は言う。
「それも簡単にな」
「......なんだと?」
あの爆弾は北の大陸で製造されたこの辺りでは滅多に、いや、通常ルートではまず手に入らないものだ。あれ以上の隠し玉をまだ持っているというのか。それも口ぶりから察するにビーストから身を護る為の外壁を破壊出来るだけの爆弾とは比べものにならないものが。
「今度の戦争には俺も参加してやる。それと、プレゼントも一緒にな」
「プレゼント?」
キャプテンが疑問を口に出した時だった。それに応えるかのように外から風が吹き抜けてきた。いや、風と言うより突風か。何事だと海賊たちは外へと走る。キャプテンを続く。その背後でシドはニヤリとその光景を楽しそうに眺めていた。
「こ、これは⁉」
海賊たちの目の前には信じられない現象が広がっていた。こんなことがあるのだろうか。自分の常識を一気に覆された気がした。だがその<非常識>は今確かに、目の前に広がっている。
「そいつを使えば、この人数でもやれんじゃねえのか?」
後ろからシドが出てきた。その顔は背後を振り返っていないので見えないが、恐らく酷く楽しそうにしているに違いない。間違いなく、だ。
「......てめぇはいったい、何を企んでる?」
「やだなぁ。そんなの決まってるじゃねえか」
シドは歪んだ笑みを保ったまま、まるで子供が自分の夢を話すかのように、言った。
「――――世界征服だよ」
一夜明け。
苦戦が予想された今回の戦いで沿岸要塞側の被害は最小限に留まった。それも、二機の実験機による活躍が大きいだろう。実際、敵の大半は<カグツチ>のフルバーストモードで蹴散らしてしまったのだから。爆弾を瞬時に、そして的確に防いだ<タケミカヅチ>もある意味で影の功労者と言えるだろう。
「いや、凄かったですね。<カグツチ>のフルバーストモードは」
「でしょでしょ~? なんたって私たちが造ったんだから!」
えっへんと殆どないに等しいささやかなまな板、もとい胸をはるマリナ。ドヤ顔をしているのはご愛嬌だ。
格納庫では機体のメンテナンスが始まっていた。破損個所も少ないながらも出ているので大急ぎで修理している。あれだけのダメージを負ったのだ。しばらくはそう簡単に攻めてはこれない。
ハルトはマリナと今後の計画と、一応持ってきた組み立て途中のユニットについて話し合いをしてから気分転換に外を散歩することにした。アイリスは会議があるらしいので後で合流する手はずになっている。
沿岸部を散歩していると潮の香りがして、やはりゲーム世界ではなくここが現実なのだと嫌でも実感した。こんなことは前々から......この世界に来た時からずっと感じてきたことだったのだが、ゲームで見慣れた場所でこういうリアリティを感じてしまうとそれを思い出してしまうのだ。
「ん?」
ふと、視界の中にユリを捉えた。見てみると、一人で地面に座り込んでいた。近づいてみるもどうやら気づいていないようなので背後から「ユリ?」と呼びかける。
すると、はっとしたユリが今、初めてハルトの存在に気が付いたかのように背後を振り返って「ハルト?」ときょとんとした目で言う。
「隣、いいか?」
「......うん。いいよ」
ユリの隣に腰を下ろす。目の前にはただひらすらに青い海が広がっていた。だが、ここから先の場所にでもいけば海賊たちのWSの残骸が海底に沈んでいることだろう。
「ユリはどうしてここで一人で座ってるんだ?」
「......息抜き。ハルトは?」
「俺も息抜き」
「......そうなんだ」
会話終了。
(っていやいやいや! それじゃ駄目だろ!)
これから同じ部隊で共に背中を任せる相手なのだ。ここらで親睦の一つでも深めておかなければと思案するハルト。そこで、出撃前に聞いたユリの言葉を思い出した。
「ユリ、シルバさんのことを父親代わりって言ってたけど、あれって......?」
「......ん。そのまんまの意味」
ぽつりぽつりと、相変わらずのクールな様子でユリは言う。
「......私は、戦争で親をドミナントのWSに殺されたの。シルバはその戦場で私を助けてくれて、それ以来、私はシルバに育てられたの」
「......ごめん。不用意な発言をして」
「......問題ない。別に、気にしてないし」
表情を見る限りでは確かに気にした様子はなさそうだったのだが、不用意な発言をしたことに変わりはないのでハルトとしては悪い事をしたなと反省せざるを得ない。
「......この前、シルバを助けてくれてありがとう」
この前、というのは恐らく<巨獣の森>での一件だろう。
確かにあの状況では、ハルトがいなければシルバも含めて討伐部隊は全滅していた。
「いや。俺は俺に出来ることをしただけだから。それに、見殺しになんかできないし」
「......それでも、感謝してる。シルバがいなくなったら、私は一人ぼっちだし、シルバは私の家族だから」
「一人ぼっち、ね」
ユリは沿岸要塞の<血の赤>として名をはせている。その実力は折り紙つきで、だからこそ<カグツチ>のパイロットに選ばれたし、そしてだからこそ、孤独になってしまっているのだろうか。
これらも全てハルトの予想ではあるのだが、周囲にユリと同年代の騎士がいないのも手伝っているのかもしれない。環境から考えてもこれは仕方がない事なのだが、だからこそユリにはシルバという親代わり(育ての親)を心の支えにしているのだろう。
シルバが<巨獣の森>の一件で死にかけたことはかなり心配したに違いない。
「......それは少し違うんじゃないか、な」
「?」
「だって、これからは俺たちと一緒の部隊になるわけだし、もう......ほら、その、一人じゃない、だろ?」
「......うん。そうだね」
ユリもそれは解っていたのか、優しく微笑んだ。そこで、ハルトはふと思った。
ここに向かう途中、わざわざユリが自分たちを迎えに来ようとしていた。<カグツチ>の試運転もあったのだろうが、本当は、ただただ楽しみだっただけだったのではないのかと、思った。
確かにユリは<血の赤>と呼ばれるほどの実力者だが、あくまでも彼女自身は十七歳の女の子なのだ。自分と同年代の新しい仲間が来るとわかってただ、楽しみだったから、待ちきれなかったから、グラジオラスを飛び出して迎えにきただけなのではないのだろうか。
そう思うと、ハルトには急にユリが可愛く見えてきた。
どうやら幼い頃からシルバと同じ環境で育ったことによってかなりアンバランスなことになっているようだ。
「......なに笑ってるの?」
どうやらそれが顔に出ていたらしい。
ハルトは微笑みながらユリに言う。
「いや。ただユリが可愛いなって思って」
ハルトにとってはただ素直に感情を吐露しただけだったのだが、急にユリは顔を赤くする。
「......な、なにを言ってるの? 急に」
「いや、俺はただ素直な感想を述べただけだ」
「......そ、そう」
おおっ。何かこの調子なら会話を続けられる気がする――と、言葉を繋ごうとした瞬間、というタイミングでポケットの端末から呼び出しのコール音が鳴り響いた。
「......相変わらず、タイミングが悪いな」
ハルトは苦虫を噛み潰したような表情を見せながら、小さくつぶやいた。
要塞の会議室に戻ったハルトたちを待っていたのは、海賊たちの追撃に出した部隊が全滅したという知らせだった。その衝撃の事実に会議室に緊張が走る。
海賊たちの戦力はボロボロに見えた。まさに風前の灯とも見て取れる。
追撃部隊は二十機も出した。
これは戦力的に海賊側よりも多く、要塞側としては抜けられるだけでも少々痛手となる数だった。だが、不安要素はこれを機に叩き潰しておこうという方向の元だした数ではあったが、全滅は予想もしなかった事態である。
「海賊たちがいったいどのような戦力を持っているのかは不明。しかし、追撃部隊が壊滅したことを考慮するとこれは相当な隠し玉を持っていると考えられるな」
沿岸要塞に所属するパイロットたちの前で、シルバが魔法で空中投影されたデータを睨みながら言った。
同時にハルトはこれと似たような現象がおこったことを思い出した。
件の<巨獣の森>での攻防戦だ。
あの時も、メガロから派遣した偵察部隊が全滅していた。シドという一人の傭兵の手によって。
(あんまり考えたくはないけどな......)
あの時のシドの行動はこちら側の戦力をあの場所に誘導するためという節がある。今回の場合はどうなるのか。
もしこれが誘いであった場合にはそう簡単にのらないほうがいいのは確かだし、メガロという復興途中の街とは違ってこの要塞からわざわざ離れる必要はない。
(そんなことは向こうもわかってること。じゃあ誘いじゃない? なら本当に、ただ単に敵が強かっただけ?)
そう思えば説明がつく。だが、ハルトの直感ではどこか腑に落ちない。
それに。
敵が追撃部隊を迎撃できるだけの力があるのだからその戦力を保持したままこの要塞を放っておくか?
この要塞には<大地の恵み>による補給施設が内部に設置されている。それを狙っての行動だとしたらこの機を逃せばチャンスはもう滅多にこない。
いや、そもそも追撃部隊を迎撃できるだけの戦力があるならばなぜ要塞に攻め込もうとした時に使用しなかったのか。
出し惜しみ、ではないだろう。向こうは明らかに本気だった。ならば出し惜しみはありえない。
となると、あの後。敗走した後で入手した者と考えるのが妥当か。
要塞側でもない。
海賊側でもない。
――第三者の存在。
なぜかハルトの脳裏には悪い予感と共にシドという名の男の姿が浮かんだ。
「それと、ついさっき。<ストックキャニオン>で発見された<大地の恵み>の警備部隊が襲撃を受けた。幸いにも敵はすぐに撤退したものの、<パイレツァ>が確認されたことから海賊側の戦力だと思われる」
「なぜ奴らは<ストックキャニオン>に?」
「不明だ。とはいえ、奴らの狙いが<大地の恵み>である可能性が高い」
やはり<大地の恵み>狙っての行動なのだろうか。
要塞と<ストックキャニオン>。
その両方を狙ったことから考えられる。
しかし、わざわざ戦力が膨大になっている<ストックキャニオン>の方を狙うのが納得がいかない。なにしろ向こうは要塞側の戦力が減少しているからこそ、こちらに仕掛けてきたのだ。
それなのにわざわざこちらに仕掛けてきたのは?
結論を出すにはデータが足りない。
気が付けば、シルバの声が再び室内に響いていた。
「とにかく。敵の目的が<大地の恵み>である可能性が高い以上、まだまだ気が抜けないという事は確かだ。ついては、<ストックキャニオン>側と早急に会議を設け、戦力の整理を――――、」
敵の狙いがこの世界における最重要施設である<大地の恵み>であるという可能性が高いと解り、急きょ戦力の見直しが行われた。その際、別都市からの増援が加わったことによって要塞側の戦力も増強され、ハルトは<ストックキャニオン>の警護にあたることとなった。
どのみち、海上の敵に対して今の<タケミカヅチ>は対応が難しい。
それならば、初めから陸上で闘わせた方が良いということだろう。
格納庫では再び海賊たちが攻め込んできた時に備えて準備が行われていた。マリナは主にこの場に運んできた新兵器の組み立て・完成の作業を進めている。
「んにゃー。忙しいなぁ。えへへへへへへへ」
そのマリナ本人はというと、笑顔で激務をこなしている。彼女にとってはWSが恋人なので嬉しい悲鳴(?)というやつなのかもしれないが。
「いますぐ完成させてやるぜぇ。ぐへへへへへへ。じゅるり」
「マリナさん。金属パーツに涎垂らしながら頬ずりしてないでさっさと作業進めてください」
「あふぅ。やっぱり<天鉱石>を使ったパーツは違うねぇ。軽さが違うよ。うふふふふ」
幼女が涎を垂らしながら金属パーツに頬ずりしているという絵面を見ているとなんとも言えない気持ちになってきたハルトは<タケミカヅチ>のコクピット内から渋々ながらも回線を開いた。
『ん? どーしたのハルトくん』
「えーっと、<疾風迅雷>の方はまだ、ですよね?」
『ん。そうだね。まだちょっと時間がかかるかも』
「<コンヴァージェンスショートライフル>の方は?」
『それもまだ。もう少しだけ時間がかかるかも。楽しみに待っててね!』
「......期待してます」
『まっかせとけ!』
にぱっと笑顔を見せるマリナを視界の端に捉えながら、<タケミカヅチ>は<ストックキャニオン>に向けて出発する。ああやってパーツに直に触れて調子を確かめながらフィーリングで開発を行っていくのがマリナのやり方らしいのだが、ハルトにとっては不安にしかない。
『へっへっへっ。可愛がってやるからねぇ~。ああっ。金属の程よい冷たさがイイ......』
(この人で本当に大丈夫なんですよねぇ⁉ お嬢様⁉)
何故か心の中でアイリスに問い詰めつつも、ハルトは目的地に向かう。
<ストックキャニオン>の戦力が再整理を無事に完了し、再び警戒任務が始まった。ハルトたちがここに来るまでの間と違って今度はローテーションを組みながらの警備が可能となっているのでハルトの負担はかなり軽減されたといえる。
この世界の街は、基本的に<大地の恵み>を起点として作られる。最初に補給施設を。その後に街の外壁を造り、最後に建物を構築していく。よって、まずそれらの工程の根底にある補給施設を製造しない事には始まらない(街の外壁は<大地の恵み>から得られる魔力によって高い防御能力を有しているのだ)。
(もし敵がシドだった場合......ビーストを使った方法で攻め込んでくる場合が高い)
そうなった場合、もしもシドがワイバーンを使用した場合にはかなりの苦戦を強いられるだろう。
対応するには恐らく開発途中の兵器が必要になる。
完成が先か。
敵が仕掛けてくるのが先か。
その答えは、すぐに出ることとなる。
「オッケーオッケー。オールオッケー。ここまでは計画通りだぜぇ」
「みたいだな」
海賊たちの本拠地であるとある島で。
シドたちの目の前では海賊たちが着々と準備を始めていた。シドの隣ではフードつきのマントを身に纏った一人の青年の姿があった。氷のような冷たい瞳がフードの奥から顔を覗かせている。その隙間からは銀色の前髪が伸びていた。
「ベル。<ファング>の方には搭載が間に合わなかったらしいが、<ウィンター>には間に合ったんだよな?」
「ああ。三分の制限時間があるけどな。だが、それだけあれば十分だ」
ベルと呼ばれた男は静かに返答する。
「そうかい? でもまあ、気を付けることだな」
ククッとシドは意味ありげに笑う。その言葉が引っかかるのかベルはじろりと睨む。
「なに? どういうことだ」
「いやぁ、そう簡単にはいかないかもしれないぜ? なにせ、向こうには実験好きの魔術師がいるからな」
「......向こうがどのような兵器を持ち込んだとしても、あのシステムにはかなうまい。アレを発動させてしまえば既存のWSでも相手にはならん」
――例え、新型の実験機でもな。
と、ベルは付け加える。
「油断は禁物だぜ? それに、向こうだってあのパーツを手に入れているかもしれない。その可能性は捨てきれないだろ?」
「......」
「だが、発動には条件がある」
「その条件を満たしていたら?」
彼らは知っている。戦場では常に<もしも>の事態を考えて行動しなければならない事を。突発的な事態に対応するのは当然のことで、前提条件だ。だが、突発的な事態を未然に防ぐのが最善であることは間違いない。
「......気を付けておく」
「素直でよろしぃ。まぁ、出来ればそのシステムを発動させたお前と闘ってみてぇんだけどな?」
「このバトルフリークめ」
「キッドと同じことを言うな、お前は」
戦いの時は近づきつつあった。
確実に。




