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Kick !!  作者: 安息香酸
16/18

Round.16 ”デビュー戦 part.3”

拓也、覚醒です!!

会場中が異様な雰囲気に包まれた


その異様さは体育館中央のリングの上からきている


その中には・・・一人の選手と、一人の”なにか”がいた











丸山は拓也の変化に驚きを隠せないでいる。

拓也の表情は・・・不気味なほど無表情だ。


丸山「(なんなんだ、コイツ)」


丸山がそう思っていたとき・・・


拓也《左ミドル》


拓也の蹴りが飛んできた。


バキィッ!!


丸山「!?グ・・・」


それは丸山の右腕に当たった。


拓也《左ミドル 左ミドル 左ミドル》


最初と同じように拓也は左ミドルの連打で攻める。しかし、その左ミドルはスピ-ドもパワーも先程までとまるで違った。


バキィ!バキィ!!バキィ!!!


丸山「ガァ・・・」


丸山は悶絶した。腕が変色し、痺れる・・・すでにガードをするために上げるだけで精一杯だった。


丸山「(これじゃぁもう右のパンチは打てない・・・クソッ、なんてミドルだ!腕が折れそうだ!!)」


丸山は必死に”腹部”をガードする。

そのとき、ふと丸山は拓也の顔を見た。そこには・・・・・・・・・・・・ニヤリと笑う、拓也がいた


丸山「ヒィ・・・!!」


丸山はこれまでに感じたことのない恐怖を感じた。彼自身の本能が「逃げろ」と警告している。しかしリングで逃げるわけにはいかない。だが・・・戦意は完全に喪失していた。


丸山「(ヤバイ!コイツかなりヤバイ!!早く・・・早くラウンド終われッ!!!)」


丸山はリング脇においてある時計を見た。・・・・・・ラスト30秒


丸山「(30秒・・・たった30秒踏ん張ればいいんだ!!!)」


その時、一瞬ミドルの連打が止んだ。


丸山「・・・・・・え?」


拓也の左足が高く上がり、丸山の頭に吸い込まれていく・・・


拓也《左ハイキック》


バキィ!!!!


乾いた音が体育館に響く。

彼が最後に見たのは・・・悪魔のような、拓也のニヤリと笑う顔だった・・・・・・











審判「ダ、ダウン!!小林選手はニュートラルコーナーへ!!」


審判はそう拓也に言うと、倒れた丸山に近づいた。

丸山は・・・失神していた。


”カンカンカンカンカーン”


アナウンス『た、只今の試合、小林 拓也選手のKO勝利となります』


誰もが驚いていた。

今日デビューの新人がKO勝利・・・それも相手は下手なプロより強い若手のホープ。

そして・・・拓也の試合中の変化に。


いや・・・拓也の”覚醒”に・・・

拓也・・・勝ちました!!

さて、試合も終わったし・・・コメディーっぽいことでもやりたいッス^^

まぁ、コメディーへのつなぎが大変になりそうですね・・・


まぁ頑張ります!!

では次回、また会いましょう!安息香酸でしたぁ~!!^^

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