Report.373-02
個体識別番号 NF-373 への認識錯誤処置は、頸部装着型デバイスにより維持されます。
- 頸部装着型デバイスは対象への認識錯誤と言語変換処理を行います。
- 特殊戦闘部隊35分隊の部隊員には同形状の頸部装着型デバイスを配備し、 NF-373 との言語統一はこれを用いて行います。
- 言語変換処理時、置換する対象単語が無い場合には無変換で出力されることに留意してください。
- NF-373 には頸部装着型デバイス破損時に平衡感覚及び意識が混濁する旨の偽装記憶を植え付けます。
- 偽装シナリオ「戦場負傷の定期検診」による定期メンテナンスを必ず実施してください。
現在、 NF-373 に対する認識錯誤処置は正常に機能しています。武装特急の警護任務における同種族知的生命体の殺害行為についても特に拒絶感情は確認されていません。
当該知的生命体種族においては種族間の殺害行為が確認されています。これが種族特性であるか否かを判断するためには追加調査が必要です。
現在、当該知的生命体の生態のさらなる解明のため、特殊戦闘部隊35分隊の管理監督官として配置されている研究員により「常識」の計りを用いた調査を継続中です。