前途多難でも、道はあるんだから進めばいいんだよ!壁?壊せばいいと思う
前回のあらすじ
フィアラ「結果はどうだったんだろう………」
チノ「私とアイドルしない!?」
「アイドルしない!?」
第一声にそんなことを言ってきたチノに対して、フィアラは失礼とわかっていながら何言ってんだこいつ?と思っていた。
フィアラに反応がないことに疑問を抱いたチノは「あ、あれ?」と首を傾げている。
「ご、ごめんなさい。少し急なことでびっくりしちゃって………」
「ううん。私の方こそごめんね。フィアラちゃんのパフォーマンス見たらいてもたってもいられなくて」
そんなに凄かっただろうか?と疑問に残る。確かに観客にはより感動するように魔法で精神に干渉したが、楽屋にいたはずのチノには影響はなかったはずだ。
疑問符を浮かべるフィアラにチノは言う。
「ほんとに凄かったよ!はじめてだから失敗すると思ってたけど、観客の前でも物怖じせずに、綺麗なパフォーマンスをできて」
「マスタークラスの人に言われましても………」
「そうだね。私も私のパフォーマンスには絶対的な自信があるよ。でも、マスタークラスは無理でも、スーパーランクの上位くらいには食い込めるんじゃないかな?その証拠に、ほら!」
チノは一枚の紙を差し出してきた。
「これは………?」
「評価一覧だよ」
よく見れば、パフォーマーの名前が書いており、その横に点数が書かれている。
「フィアラちゃんは、その中でもスーパーランクを含めても、誰よりも評価が高かったんだよ!」
それは、凄いことなんだろう。
でも、
「上手な人と一緒にしたいなら、私じゃなくても………」
それがフィアラの疑問。なぜ、チノはフィアラを誘ったのだろうか。
「だって、フィアラちゃんは初心者でしょ?」
それは、まあそうだ。
「だからね、これからもっと輝くと思うんだ!ねえ!私と一緒にアイドルユニット組もうよ!」
そう言われてフィアラは悩む。その結果。
「ごめんね。少し考えさせて」
そう言って一度断りを入れた。
「うん。私こそ急にごめんね。返事が決まったら事務所に来て欲しいな。これ、事務所の住所と私の紹介状。これで入れるから!」
そう言ってチノは去っていった。
「どうしよっかなぁ………」
フィアラの目的はリリルナ家に近づくこと。その家の娘の可能性であるチノとアイドルユニットを組むことは悪いことでは無い。だが、
「………違う」
そこまで考えて、思考を止める。
無駄なことは考えるな。手段を選ぶな。今の自分の最も効率のいいやり方で勝利を掴み取る。
そう結論付けると、フィアラはチノの元へ向かった。
Q.チノ的にフィアラのパフォーマンスのこと、どう思ってるの?
A.伸びしろがある人だと思ってます。なんなら、自分のことも超えるのではないかと危惧もしており、負けられないとも思ってます
Q.なんでユニット組もうとしてるの?
A.事務所から言われてるのが探し始めた理由。でも、相手は自分で決めたい乙女心。フィアラのパフォーマンスを見て、ビビってきた




