夜の会合とかでさ、酒飲むシーンあるけど、あれで強面がすぐに酔っ払ってたらかっこ悪いけど面白いよね
前回のあらすじ
レベッカ「ステラのお墓参り」
アイト「お供します」
さっき改めて見たけど、昨日のやつお墓参り行ったしかやってない
「最近、事件が多いね………」
夜。レベッカはアイトにもらった新聞を見ながらそう呟いた。
レベッカは意外と新聞は好きだ。元々読書が好きで、新しい物語を探している。
そして新聞は、殆ど毎日発行されて、似ている内容があれど、中身は違ったりしているので毎日楽しんで読んでいる。
レベッカが普段読むのはルーズ領で発行されている新聞だ。
領地には領地ごとの新聞社があり、王都の情報とその領地の情報が記載されている。
その中でレベッカの目に入ったのは物騒な話しだった。
「例の殺人事件と街の炎上事件の後から、この領地は狙われていますからね」
アイトの言葉通りだ。
狙われている。それはほかの領主からだ。
ほかの領主に戦争を仕掛けられ、負けたら傘下のような扱いになる。実質的に植民地になるのだ。
だが、いざこざが起きてるだけで、戦争は仕掛けてこない。その理由は
「アイト、だよね………」
アイトの存在が、抑止力になっている。
過去に戦争を吹っかけられた時も、アイト一人で攻めてきた敵を全滅させたという事実がある。
しかも、もしアイトを倒しても満身創痍の状態で、元気な兵士との戦いが待っている。地獄としか言えないだろう。
「でも、盗賊が商人の馬車の襲撃だったり、冒険者の死者数が増えたり。他領のことはあまり関係ないね」
他にも魔獣の暴動だったり、街中での冒険者同士の喧嘩だったり。本当に些細なことばかりだった。
「新聞には取り上げてますが、まずルーズ領は問題が少ないですからね。このような些細なことですら取り上げたいのでしょう」
とは言っても、この程度の事件だと注意喚起くらいにしかならない。
これくらいならば、ステラの殺人事件の方が問題になったくらいだ。
「まあ、大抵の事は僕がなんとかしますので、お嬢様は安心してください」
そんな男前なことを平然と言うアイトにレベッカは惚れ直した。
「でも、アイトに頼ってばかりじゃ、嫌だな………」
レベッカもわかっているのだ。いつまでも頼るだけではダメなのだと。
結局、魔獣もアイトが倒してしまっていたこともあるし、レベッカもアイトの隣に立てるくらいにはなりたいと思っているのだ。
「ですが、お嬢様も十分強いですよ」
「………ほんと?」
「はい。兵士一人と正面から戦っても勝てるくらいには」
レベッカはアイト曰く、魔法の申し子。魔法の才能は卓越しているのだ。
「………ところで、さっきからアイトはなにをしてるの?」
と、レベッカは新聞を読むのを中断してアイトを見る。
アイトは今現在、なぜかレベッカの着る服を用意したり、鞄を用意したりしている。
「あぁ、これですか?」
アイトは用意していた鞄を持ち上げると、
「明日、休暇をもらったのですよ」
「え?そうなの?」
普段はとれない休暇。それをアイトがもらったという報告。
「よかったね。じゃあ、明日はゆっくりするの?」
アイトの不在により、誰かに虐められる未来が見えた気もするが、アイトを優先して引き止めない。
「いえ。明日はお嬢様と過ごそうと思いまして」
「………え?」
なぜかそういったアイトはにっこりと笑うと言った。
「明日、デートに行きませんか?」
Q.街中で事件起こらんの?
A.起きませんね。平和というか、アイトが抑止力になってると言うか………アイトがいるから大問題になったらすぐに終わらされるって思われてる。実際、大多数の人からしてみれば、ステラの殺人事件もアイトが全部解決したと思われてる
Q.アイトって休暇貰えるんだね
A.貰える。っていうか、なんなら有給溜まってるくらい。ヴァインヒルトからしてみれば、はよ消化してくれと思ってる
Q.デートっていう概念あるんだね
A.ありますよ〜。ラブコメですから
次回はついにデート回。ラブコメなのに全然しなかったデート回だよ〜
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