盤上世界の遊技場
「あぁクソッ!! また壊れた! これで何度目だ?」
「今ので46京5036兆7012億883万9410回目だね」
「細けぇな」
「君が数えてろって言ったんじゃないか」
「そうだっけか? 今回は上手くいくと思ってたんだけどなぁ」
「それ毎回言ってるよ。まったく、君ってやつは... 僕は何度も何度も言っ」
「なぁ! それよりさ、もっと強くしようぜ!」
「僕はいつも話を遮るなと言ってるよね?」
「そだっけか? そんな事よりもっと強くしようぜ!」
「・・・それはゲームバランスが崩れてしまうから面白くなくなるって君が言ったはずだけど」
「そだっけか?」
「適当だなぁ」
「どうでもいいや。次作るやつは全パラメーターを最大値に設定して作るか」
「ちょっ!それやり過ぎじゃない?」
「いーんだよこれぐらいで。今回は全分野でトップに立ってやるんだ!」
「あーあ、僕は知らないよ」
「うるせぇ!さてと、どこから始めようか」
「この島国でいいんじゃないかな?」
「そこでいいや。それじゃあゲームスタート!」
「「あっ」」
「これで46京5036兆7012億883万9411回目だね」
「細けぇな。何がダメだったんだ?」
「開始直後に全パラ最大値の負荷に耐えられなかったんだろうね」
「まあいーや次やろ」
「そうだね」
「そう言えばこの遊技場っていつまで持つんだ?」
「んー、今はずっと縮小し続けてるけどそこそこ持つはずだよ。20京回遊べるぐらいは保証する」
「少ねぇな。それ終わったらまた作るかー」
「そしたら今度は僕が設定考えていいかい?」
「え、嫌だけど?」
「今回で君は20億86万395回連続で設定してるんだよ?」
「そだっけか?」
「10億過ぎた辺りから次は僕って約束を毎回しては毎回破ってるんだよね君は」
「分かった分かった!俺が悪かったから怒んなって!気が向いたら次お前でいいから」
「ふーん。そういうこと言うんだ。遊技場壊すよ?」
「うぐっ、、 次絶対譲るからそれだけは勘弁」
「よろしい」
「まあ、次譲るのはいいけどさー、どんな設定にするんだ?」
「あ、聞きたい??」
「楽しそうだな。聞かせろよ」
「そっかそっか、そんなに聞きたいかぁ〜」
「やっぱいいや」
「待って待って! 言うから待って!」
「聞いてやるから早く言え」
「んっ!んっ! それじゃあ心して聞きたまえ。 次の設定はーーー」
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