序
死ぬくらいならこの作品を読んでみてください。
僕はいじめられている。
だけど普通だと思う。
人は自分より劣っている人間を下に見て優越感に浸る生き物だ。
だからいじめられてる僕もいじめをしている彼等も普通なのだ。
そんなある日彼女が現れた。
まるでありふれたライトノベルのような出会いである。
それして彼女がこう言った。
「願いを叶えてあげよう」
僕は夢だと思った。
「また逃げるのか」
まるで僕が逃げたかのような言い草である。
僕は気になり聞くことにした。
「(また)をつけるってことは一度僕は逃げたと言いたいのか?」
彼女が受け答える。
「あぁ逃げたさ。考えるのがめんどくさいってお主に押し付けた」
「そうか僕は逃げたと思われたのか...不服だよ」
「ほうなんじゃ?お主は答えると申すのか?」
「あーいってやるさ。(俺の周りの可愛い娘をみんな俺の愛人にしてくれる!)
「俺の周りの可愛い娘・・・」
「お主、人の心に干渉するのは無理じゃ」
「なんだよ。クッソ」
「いかにも童貞くさい願いじゃったようじゃが?」
「お主に時間を与えよう、よう考えるがよい。」
「ああわかったよ」
「言い忘れておったがお主の願いを叶えるにあたっての代償は孤独と人間ではいられなくなるだけなので気にするな」
「・・・!?」
とくになし(鼻ほじ)