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精神力+想像力=魔法創成  作者: 耕一
最終章:耕一編
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第11話~シャルム~

かなり広い平地に移動した様だ。

ここなら暴れても大丈夫そうだね。

メーセの都は・・・。


「ここはメーセの都から20㎞離れた場所よ。」


本当かな?


「魔族の娘がいるのだから、

 合っている事は分かるでしょう?」

「コウイチ様。

 確かにメーセの都までは20㎞程

 離れている様です。」


どうやら本当の様だ。


「安心した?」

「そうだね。

 てっきり他の人間が一杯いるのかと思ったけど

 シャルム以外はいないんだね。」

「当たり前じゃない。邪魔なだけですもの。」

「大した自信だね。」

「足手まといと言う意味もあるけど・・・」


シャルムが三角帽子を取った。

頭に2本の角が生えてきた。


「私が本気で戦う時の姿を・・・」


黒いローブを脱ぎ捨て、

黒いハイレグビキニになったぞ。


「見られる訳にはいかないのよ。」


巨乳とまではいかないが、

美乳と言っても良いだろう。


「角に尻尾、それに悪魔の翼。

 この姿を国民に見られたらどうなるか・・・。

 それ位あなたにも分かるでしょう?」


性格は最悪だけど、体付きはやっぱり悪くないな。

目の保養くらいにはなる。


「・・・聞いているのかしら?

 というか、何か失礼な事考えていない!?」

「そんな事はない、ちゃんと聞いているぞ。」

「本当かしら?怪しいもんだわ。」

「どんな姿でも構わんさ。

 それより奥の手は出さなくて良いのかい?」

「良く知っているわね?」

「情報通なんでね。」

「あなた程度に奥の手を出す必要が

 あるのかしら?」

「後悔したいのならそのままでも構わないさ。

 はるかと龍姫は下がってて。」

「コウイチ様、今のシャルムは私より強いので、

 気を付けて下さい。」

「妾よりも強いかも知れんのぉ。」


思っていたより強いんだね。

とはいえ、俺よりは弱い様だから大丈夫だな。

もっとも奥の手次第だけど。


「さあ、いくわよ。ファイヤーアロー!!」


炎の矢が大量に出現して俺に向かって飛んできた。

避けるのは簡単だけど、

後ろにはるかと龍姫がいるからね。

ここは止めるとしよう。


「ウォーターウォール!!」


水の壁だ。

炎の矢は水の壁に当たって全て消えたぞ。

シャルムが水の壁を回り込んで、

剣で攻撃しようとしている。

こちらも魔王剣とエクスペディオンソードを抜き、

受け止める。

ん?この剣は・・・。


「アイルが使っていた・・・。」

「勇者の剣よ。

 アイルにはもう必要ないでしょう?」

「勇者以外にも使えるとはね。」

「武器なんだから誰にでも使えて当然でしょう?」


ゲームなら勇者にしか使えないとか

制限があるんだけどね。

でも良い事を聞いたな。


「その勇者の剣は俺が貰うとするよ。」

「私から奪えるとでも?」

「簡単に奪えるさ!!」

「グボッ!?」


シャルムを蹴りあげた。

性格が悪いとはいえ、女性を蹴りあげるのは

少々忍びないが・・・と思いつつ俺も飛び上がり

地面に蹴り落とした。

更に勇者の剣を持っている手を踏みつけて、

シャルムが勇者の剣を離した所で奪う事に成功。


「じゃあ、有り難く貰う事にするよ。」

「あんた!

 普通、女性のお腹を

 本気で蹴り上げたりする!?」

「失敬だな。軽く当てた程度で大騒ぎするな。」

「上空に蹴りあげるのが軽い訳ないでしょう!!」

「本気でやってたら腹に穴が空いているよ。」

「なっ!?」

「そんな事より勇者の剣は・・・。」


エクスペディオンソードを鞘にしまい、

勇者の剣を持つと体が軽くなった。


「なるほどね、これが勇者の剣か。

 確かに重力制御のおかげで

 体が軽くなった感じだね。

 ・・・で、まだやるのかい?」

「当たり前よ!!

 剣を奪った位で、いい気にならないで!!」

「同じ魔族の力を持っているのに、

 相手の強さが見えないんだね。」

「お黙り!!これを見ても戯れ言を言えるかしら?

 ソレイユボール!!」


巨大な火の玉がシャルムの頭上に出現したぞ。


「1500万度の玉よ。

 これを食らって消滅しない生物はいないわ!!」

「じゃあ、遠慮しておくよ。グラヴィティゾーン 」

「なっ!?ギャァァァーーー!!!」


1500万度の玉とやらがシャルムに落ちた。

消滅したかな?


「あれ?消滅してないね。」

「こんな事で消滅してたまるもんですか!!」


服も消滅してないのは何故だろう?

まぁ、真っ裸になられても困るだけだけど。

しかしなんと言うか実力差がありすぎて、

ギャグにしかならないね。

このまま戦っても無駄だな。


「実力の差はもう分かっただろう?

 奥の手とやらをこのまま出さないなら、

 そろそろ終わりにさせて貰おうかな。」

「後悔しても知らないわよ!?」

「うつ伏せの状態で言われても説得力がないな。」

「だったら死んで後悔しなさい!!」


シャルムが上体を起こし始めたぞ。

重力に逆らえる程度は強くなるみたいだね。

でも俺の眼から見れば、強さは弱いのままだ。

やっぱり奥の手と言ってもその程度だよね。

おっ、立ち上がったな。


「立っただけ立派だよ。

 でも俺に勝てるレベルではない様だね。」

「私の奥の手はこんなもんじゃないわよ。

 強さが分かるのなら、

 しっかりと見てなさい!!」


そんなに変わる訳・・・ん?

『弱い』から『少し弱い』に変わったぞ。

どうやら言うだけの事はありそうだね。

とは言え、油断しなければ俺が勝つ・・・!?

『同じ』になった!?


「少し焦りが出てきているわね。」

「思ったより強い様なんでね。」

「あら?じゃあ、私の勝ちは決まりの様ね。」


『少し強い』に変わった!?

一体どこからそんな力を・・・。


「顔が青いわよ。」

「悪い物でも食べたかな?」

「これからもっと悪い物を食べる事になるわよ。」


・・・まさか、そんな事が・・・。

ついに『強い』に変わった。

もう俺に勝ち目がないレベルだ。


「どうやら『焦り』が『絶望』に変わった様ね。

 後ろの2人も同じ顔しているわよ。」

「まさか、コウイチを超える者がいるとはのぉ。」

「信じられません・・・。」

「あなた達に信じて貰おうとは思ってないわ。

 死という現実だけ知っておきなさい。」

「これは参ったね。

 殺される前に強さの秘密を教えてくれないか?」

「そうねぇ。素直だから教えてあげるわ。

 地下の魔族達から抽出した精神力を

 全て私に使ったのよ。」

「なるほどね。」


何万人分の精神力じゃあ、

俺よりはるかに上なのは当然だね。


「その分、メーセの都への供給がストップして

 大変な事になっているでしょうけど。」


メーセが発展した理由はやっぱりそれか。


「これで満足したかしら?

 そうだ。先程頂いた有り難い助言を私も送るわ。

 奥の手があるなら出しなさい?

 出さないなら、このまま終わりにするわよ。」


・・・奥の手なんて勿論ない。

だけどなんとかはるかと龍姫のためにも

乗りきらないとな。

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