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精神力+想像力=魔法創成  作者: 耕一
第1章:ルーミー編
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第7話~最強の精神力~

父親は酒・煙草・ギャンブル・無職・借金・DVと漫画で良く見る屑の象徴だった。

ある日、母親は耐えきれなくなり実家へと逃げ帰った。

しかしそこで待っていたのは精神的苦痛の日々だった。


「あんな男の子供なんて、ロクなもんじゃない。」


幼児の自分では意味はわからない。

でもそれが悪意を含んだ言葉なのは、幼くても感じることは出来た。


そんな生活をしていると当然か必然か、弟はグレいわゆる不良の道へと進んだ。

俺はというと、

『普通に生きれるようになりたい』

同じ様な境遇の仲間と一緒に入れば楽なのに、あえて困難な道を選んだ。

普通から外れた者は、永遠に普通には戻れないとも知らずに。

その結果、他人に左右されず、社蓄でも平然とこなせる程の精神力を得ることが出来た。


―――――――――――――――――――――――――――――


「ファイヤーボール」


そこに現れたのは、マッチ棒程度の情けない火の玉ではなく、隕石を思わせるかの如く、巨大な火の玉だった。

的の玉は瞬時に消滅し、露店商のハウスも吹き飛ばし、後ろの壁も貫きそのまま飛んで行ってしまった。

誰もいないと良いけど、大丈夫かな?


口を開けたまま固まっている露店のおっちゃんに、声をかけた。


「1銀札おくれ。」

「おっ、俺の店が・・・」


聞いちゃいない。

周りの人間も静かになったみたいだ。

ルーミーさんも固まってるし。


「おっちゃん!!1銀札!!」

「あっ?あぁ・・・。あんた一体何者だい?

あんな威力のファイヤーボールなんて、見たことないぞ。」


俺は1銀札を受け取り、何も言わずに格好よく去って・・・ルーミーさんが固まったまま動かないし。

「ルーミーさん、行きましょう。

そろそろ1時間経ちましたしね。」

「えっ?あっ、はい・・・。」


ここは素早く退散しなくては。

壁を弁償しろとか言われても困るしね。


「しかし何か疲れたな。」

「精神力を使い果たしたからだと思います。

少し休めば回復しますよ。」


さっきのファイヤーボールのせいか。

加減がわからないから、全力で放ってしまったしな。


「それにしても凄い威力でしたね。

精神力は一体どれ程の数値なんでしょう?」


精神力には自信があったけど、自分で思っているより凄いのかも?


お店に戻ってみると、ステータス表示の腕輪は出来上がっていた。

金属だけど、紙のように薄く軽い。

腕に付けるとピタリと張り付き、固定された。

付けている感じもしない。


「ステータスオープンと唱えれば見れますよ。」


ふむ。早速試してみるか。


「ステータスオープン」


名前_:コウイチ

種族_:人間

体力_:25/48

精神力:168/9999

力__:15

攻撃力:15

防御力:374(+368)

魔防御:301(+300)

速さ_:71(+61)

幸運_:57

体回復:8(+5)

精回復:1000

火属性:3

氷属性:1

雷属性:1

風属性:1

闇属性:124(+123)


装備:闇の黒衣・天使の輪


【職業】

ガソリンスタンド店員:13

コンビニ店員:30

SE:2000


【魔法】

火属性:ファイヤーボール

氷属性:アイスボール

風属性:ウィンドボール

雷属性:サンダーバキュームボール

闇属性:ダークボール


所持金:4,825,300リノス


精神力が凄いことになってるな。

これは既にカンストしているってことかな?

精回復も結構高いな。

精神力も回復しやすいってことか?

かっこが装備によるアップとすると、俺はかなり弱い部類かもな・・・。


職業はバイトまで含まれるんだな。

レベルの表記ではなさそうだから、熟練度的な感じか?

SEだけ結構高いのは社畜のせいだな・・・。


属性を5つも持ってるとはね。

最初の魔法は~ボールなんだな。

雷属性だけ名前が『ミラクルジャイアンツ童○くん』の魔球みたいで気になるけど・・・球速250㎞とか出たりして。


少し期待してたんだけど、特殊な能力に目覚めるとかは無いんだな。

異世界チート持ちが流行っているのに、流行りに乗れないのは、どこの世界にいても変わらないらしい。


「見れましたか?」

「見れたけど、良いのか悪いのかよくわからないな。」

「私が見てみましょうか?」

「そんなこともできるの?」

「お互いの腕輪をくっつけて、許可すると言えば、くっつけている間は、見れるようになります。」

「なるほど。じゃあくっつけて・・・許可する。」

「ステータスオープン コウイチ」


最後に名前を言うんだね。

さて、どんなもんやら。


「コウイチさん。

これはなんというか、滅茶苦茶なステータスですね。」


やっぱりおかしいのか。


「精神力はMAXですのに、他のステータスは子供並みで、属性なんて覚えたての幼児並みですよ。」


そんなに酷いのか・・・。


「それなのに属性は5つも覚えて、でも使える魔法が最初の魔法だけなんて信じられません。」


わりと壮絶な人生を歩んでいたしね。

闇属性を持ってるのもわかる気がするよ。


「職業なんて聞いたこともありません。

しかも2000って、何十年レベルの経験ですよ。」


社蓄だったからでしょうね・・・。

倍以上働き、何倍もの仕事量をこなした結果だろうな~。


「それに精神力の回復量。

普通は2桁が限界で、3桁あるとかなり凄いと言われているのに、4桁なんて・・・。」

「1000だと、どのくらい回復するんだい?」

「1時間で回復する量を表しています。」


とすると、さっき使い果たしてから10分位だから合ってるね。


「寝てるときは倍になる感じです。」


なるほど。

8時間寝るとすっきりする理由がわかったよ。


「ルーミーさんのステータスも見ても良い?」

「良いですよ。許可する。」

「ステータスオープン ルーミー」


名前_:ルーミー

種族_:人間

体力_:283/317

精神力:156/173

力__:345

攻撃力:385(+30)

防御力:383(+56)

魔防御:342(+23)

速さ_:341(+10)

幸運_:315

体回復:40

精回復:11

火属性:336

地属性:113

無属性:448


装備:鋼の槍・鉄の胸当て・鉄の肩当て・鉄の籠手・革のブーツ


【職業】

仕立屋:167

料理人:123

槍術士:285


【魔法】

火属性:ファイヤーボール・ファイヤー・ファイヤーウォール・ファイヤーランス

地属性:アースボール・アースクエイク

無属性:スタブ・2段突き・3段突き


【スキル】

攻撃力上昇(微)


比べると良くわかるな。

俺って本当にひ弱なんだ・・・。

装備の恩恵を凄く受けているから良く見える所もあるけどね。

職業も槍術士って格好いいし。

仕立屋・料理人は親父さんのお手伝いもやっている証拠だね。

所持金は見れないようになっているのか。

親切仕様だな~。

さて、自分の弱さも自覚できたとこで、フェザーソードでも買うとするか。


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