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精神力+想像力=魔法創成  作者: 耕一
第1章:ルーミー編
6/91

第6話~闇の黒衣~

鎧に兜に盾。

見ているだけでも楽しめるな。

ロ○の鎧ぽい青い鎧もあるし。

ゲーム好きとしては一度は着てみたいけど、現実は重くて動けなくなるだけだろうしな・・・。


「武器をフェザーソードにするなら、ゴツゴツした鎧はやめた方が良いですね。

二刀流なら盾もいらないですし、衣系が良いかも知れません。」


衣か。

となるとやっぱり目を引くのが、この黒い衣だよな。

コートには肩と襟の部分に金属で防御してあり、中はボタン部分の上から下まで銀色。

胸と腹は金属で防御。

指が出るタイプのグローブ。

太もも部分に縦一直線に銀色がかかっており、靴は膝と脛が金属で覆われてる。


「この黒い衣が気に入ったんだけと。」

「闇の黒衣ですね。

防御もなかなかで、重要な部分はメーセ合金で覆われているので致命傷は避けられそうです。

闇属性も少し強化されます。

値段は120,000リノスです。」


そんなに高くないか?

金銭感覚が麻痺しているような気もするが・・・。

これが日本だったら約5倍の60万円。

そんな高価な品は買ったことないな。

自作のパソコンだって30万ちょっとだったしな~。

でも元の世界に戻るために、この世界を宛もなく旅をしなくちゃ行けないし、モンスターもいる訳だから、値が張ったとしても買っといた方が良いか。

ゴブリンにも勝てないレベルだしね。

とは言え一応他にも良いものがないか見ておかないと。


「他に何か良さそうなものある?」

「このメーセのローブは魔法の攻撃に対する防御が、一番優れています。

でも物理攻撃に弱いから注意が必要です。」


仲間が入ればこれもありだけど、俺は一人だからやめておいた方が良いな。


「大地の衣もなかなか良いですね。

闇の黒衣に比べると防御力は落ちますが、多少の体力回復効果もありますし。」

「体力回復効果?」

「着ていると体力の回復スピードが少し上がります。

地の属性のものはそう言ったものが多いです。」


なるほどね。

地属性の経験を積めば、回復魔法とか覚えるのかな?


「虹色の衣もありました。

全属性が強化される上、防御力も魔法防御も高く、その上体力・精神力も回復する効果がある極上の衣です。

このお店の衣では一番良い品なのですが、見ての通り派手すぎて誰も買わないようです。

着ている所も見た事がありませんね。」


これは派手というレベルか?

全身が虹色に輝いているのは我慢したとしよう。

フード部分がアフロより大きい上に、虹色に輝いているのもどうかと思うが、その上と背中に虹の形のオブジェが付いているって・・・。

おまけにズボンは白鳥の頭って志○けんのコントですか?

一体何を考えて作ったんだろう?

ちなみに白鳥の翼は何故かサングラスに付いている・・・。


「値段はいくらなんだろう。」

「 ・・・金札2枚です。 」


売れ残っている訳だね。

もちろん俺も買いません。


「衣はこんなところですね。」

「ありがとう。

じゃあやっぱり最初の闇の黒衣にしようかな。」

「闇の黒衣なら頭以外の一式が揃ってますね。

頭には頭巾や帽子がありますけど・・・あっ、天使の輪がありました。

これは頭の上に浮いているので、重さも感じないです。

少しですが速さも上がりますし、光属性の加護を受け全身の防御力も上がり、体力回復スピードも上がるのでお薦めですね。

値段は50,000リノスです。」


天使の輪か。

個人的には結構好きかも。

これで黒い翼でもあれば完璧だけど、流石にないか。

じゃあ闇の黒衣と天使の輪を買うことにしよう。

合計で170,000リノスを払って、早速着てみた。

見た目だけは一流になった気分だな。

あれ?

これ来てたらルーミーの親父さんとこの服はいらなくなるのか?

と疑問に思うと、あっちは普段着ですよ。

とルーミーに言われた。

ゲーム見たいにずっと同じ服という訳にはいかないよな。


さて、次は何処に行こうか。

ふっと壁際に目を向けると、何やら賑やかな感じだ。


「ルーミーさん。

あっちの壁際は何をやっているの?」

「あれは露店商が物を売ったり、ゲームを出したりする場所ですね。」


ゲームと聞いたら、ゲーム好きとしては見に行かないとな。

露店のハウスにワクワクしながら近づいてみると、露店ののおっちゃんが声をかけてきた。


「おっ、兄ちゃん。挑戦してみないかい?

ルールは向こうにある玉を得意の魔法で破壊するだけ。

壊すことができたら1銀札だ。

どうだ、簡単だろ?」


ふむ。簡単だな。

最も俺のマッチ棒程度のファイヤーボールじゃ壊すことは無理だけどね。

練習にはちょうど良いゲームかも。


「やってみるよ。」

「1銅札で3回だ。」


露店商に1銅札を渡し手を前に出す。

さっきのがまぐれでは無いことを祈りつつ、


「ファイヤーボール」

「あっ、コウイチさ・・・」


おっ、ちゃんと出た。

まぐれではなかったようだ。

ファイヤーボールは玉にあたり消えた。

玉には傷一つないようだ。


「ワッハッハッハッ!!

なんだ、その情けないファイヤーボールは。

今時幼児でも、もう少しマシなのを出すぜ。」


露店商も周りの人間も爆笑している。

やっぱり俺のファイヤーボールは駄目らしいな。


「コウイチさん。

威力を上げるには精神力を込めるんですよ。

いきなり放つんじゃなくて、手のひらに集める感じで力を込めてから放つんです。」


なるほど。そんな感じか。

まあ、いきなり上手く行くとは思えないけど、試してみるか。

でもこんな爆笑している中でも、笑うことなく教えてくれるルーミーは、やっぱり良い娘だな。

さて、もう一度だ。


「おいおい、まだやるつもりかい?

そんな威力じゃ、百万回放っても無理だって。

これ以上恥をかく前に諦めたらどうだい?」


諦めたら・・・と、『スラムダ○ク』の名台詞が浮かぶのは漫画好きの性ってやつだな。

さて、精神力を手のひらに集める感じで・・・


この時はまだ知らなかった。

他人に大爆笑されても平然としている程、図太い神経をしている最強の精神力を。


「ファイヤーボール」


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