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精神力+想像力=魔法創成  作者: 耕一
第4章:はるか編
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第1話~幼女、舞い落ちる~

人狼族の村を出て、森を飛んできたおかげであっという間に町に着く事が出来た。

本当は歩いて来る予定だったんだけど、闇の黒衣がフェンリルに穴を開けられたせいで、

防御力が激減したからね・・・。

安全を期するために戦わずに飛んできた訳だ。

この町で貯まった闇のクリスタルを換金して、新しい装備を買わないと。


「全部で50,729リノスだな。」


さて、防具は・・・ここにも虹色の衣があるな。

ん?真・虹色の衣って書いてある。

足の部分が白鳥の足になった様だ。

歩き難くなって、余計に駄目な感じがするのは気のせいか?

腕の部分はヒラヒラしたものが付いていて、まるでスター錦◯旦のようだ。

おまけに値段は金札5枚に上がってるし。

・・・パスだ。


なるべく闇の黒衣に似たのを選びたいんだけど・・・これかな?

魔王の黒衣か。

名前だけ見ればかなり良さそうな感じだね。

闇の黒衣はコートだったけど、こちらはマントなんだね。

黒がメインでピッチリしたアンダーシャツに、

ベストとコートが合体して前の部分の布地が少なくなった様な感じだ。

腰で止めていて、止めている部分の布地が黒よりの深い赤色。

グローブは指が出ないタイプで前腕まで布地があり、手のひらの真ん中に宝石?みたいのがついている。

ズボンはミリタリーパンツを黒一色にした感じかな?

靴は弁慶の泣き所を隠す位のブーツだ。

皮と言うより布に近い感じだな。

闇の衣と違って金属は使われていない感じだね。

もしかして防御力が低いのかな?

・・・1,500って闇の黒衣の5倍だね。

魔法防御は2,000もあるし。

速さは1,200、炎と雷属性が500、闇属性は1,000。

まさに魔王の名に相応しい服だね。

値段は一、十、百、千・・・2,500,000リノス!?

とんでもない値段だな。

でもそれより高い虹色の衣ってどんな性能何だろう・・・。

気にしたら敗けだな。


とりあえずお金はあるから魔王の黒衣を買っておくか。


「すいません、この魔王の黒衣が欲しいんですが。」

「兄さん、お目が高い!これはこの店でトップクラスの品ですよ!」


トップは他にあるという事か。


「何れが一番良い品何ですか?」

「この真・虹色の・・・」

「魔王の黒衣で良いです。」


やっぱりあれなのか。

見た目が違っていれば良かったのにね。


「最高の品何ですけどね・・・。」


店員は少し悲しそうだ。

何故これを仕入れたかの方が疑問だが。


「この魔王の黒衣は1つ特殊効果がありまして、この手のひらのオーブが魔法を放つ際に

 威力を増幅して放つので、少ない精神力でも効果的に戦えますよ!」


それは有り難いね。

そういえば金属を使用していないのに、何でこんなに防御力が高いんだろう?


「1つ聞いて良いですか?」

「何でしょう?」

「布みたいな生地なのに、何でこんなに防御力が高いんですか?」

「この布が特殊で打撃や斬撃等、全ての衝撃を吸収するため、下手な鎧よりもはるかに丈夫なんですよ!

 この布を作れる人はこの製作者だけなので、これを逃すと手に入れるのは困難ですよ!?」

「それは凄いね。この製作者の品は他にもあるのかい?」

「この真・虹色の・・・」

「あっ、大丈夫です。魔王の黒衣を下さい。」


虹色の衣が置いてある理由は、他の優秀な商品を仕入れるために仕方なくと行った所か。

しかしこんなに対照的な品を作るなんて、一体どんなセンスをしているんだろう?


「2,500,000リノスになります。」

「ちなみに今着ている闇の黒衣は買い取って貰えるのかな?」

「これは・・・ちょっと無理ですね。」


残念。

でかい穴が空いてるから無理に決まってるか。


「わかりました。闇の黒衣は処分して下さい。」

「毎度ありがとうございました!」


さて、装備も新しくなったし、回復アイテム買って情報収集と行くか。


「時空や空間?知らないな。」

「勇者が使っていたとか聞いたことがあるな。」

「高位の魔族は使えるらしいぞ。」


色々情報は得られたけど、ここにも実際に使っている人はいないみたいだ。

更に北に行ってみるか。

最北の人間の村があるみたいだし。

これで駄目なら首都メーセか。

それはそれで楽しみだから良いかな。

そういえば首都メーセまでは1年は掛かると言われていたのに、随分早くここまでこれたな。

これもコシヒカリのお陰なんだろうな。

10倍くらい早く進めたしね。


さて、ここから北は魔族の領域らしく、魔物も強いのが多いらしい。

きっとダークゴブリンみたいなイメージなんだろう。

領域と言っているからには、闇が深まった状態だろうし。

ダークアドソープションも通用しないだろうから注意しないと。

とりあえず今日は寝て、明日に備えるとするかね。


―――――――――――――――――――――――――――――


「草原を抜けた先が魔族の領域だよ。気をつけな。」


門番のムキムキマンに似合わない、優しい声を掛けてくれた。

草原の先ね。

これは見事な大草原だね。

『アルプス◯少女ハイジ』に登場しそうな感じだよ。

あのブランコに乗って見たくなるね。

回りを見る限り人間もいないし、魔物もいない。

大の字になってお昼寝するのも気持ち良さそうだ。


途中デカイ猫や鹿の魔物が登場したけど、なんとか草原を抜けて森に囲まれた道にやって来た。

魔族の領域なんて言ってたから、もっとオドロオドロしいのかと思ったけど、

元の世界ならパワースポットになりそうなくらい良い場所だね。

回りは高さ2メートル位の崖になってるから森にはそう簡単には入れないけど、

道を歩くだけでも充分だよ。

魔物が現れても、崖から降りる時に隙が出来そうだし、良いことづくしだ。

・・・と言ってる傍からガサゴソ音がしてきたな。

さて、鬼がでるか蛇が出るかって、魔物だろうけどね。

おっ、来た・・・?


現れたのは鬼でも蛇でも魔物でもなく・・・幼女だった。

そして俺に目掛けて幼女が舞い落ちた。

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