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拝啓 異世界に行くことになりました ~ほのぼのもふもふライフ~  作者: アーク
第一章 初めまして異世界転生
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王宮で(後)

「……ヒロ君、ちょっといいかい?」

 そう王様に言われたのは、皆食べ終わった後である。


「はい、何でしょうか?」


「君は、ここの騎士になるつもりはないかい?」


「……理由を聞いても?」


「『ゾーン』なる才能を持ち、ミハイルに制限つきとはいえ勝ったんだ。充分資格はある。」


「…………」

 国の騎士になれるのは多分凄いことなんだろうけど、でも……


「お話しはありがたいですが、辞退します。」


「……理由を聞かせてくれるかい?」


「僕は縛られるのは嫌いです。だから自由に生きるって決めたんです。それに……」

 そこでルーナの方を見た。ルーナも僕の方をじっと見ている。そのルーナの頭を撫でながら


「ルーナと決めたんです。世界中を旅するって。」

 僕は真剣な顔をしたままそう言った。ルーナは嬉しいのか恥ずかしいのか、顔が赤くなった。


「……フッ。分かった。今回は諦めるよ。でも気が変わったらいつでもおいで。歓迎するよ。」


「はい!……ってあれ?普通の人は王宮なんか入れないんじゃ?」


「それなら心配要らないさ。……これを。」

 王様は2つの綺麗な装飾のされた紋章を渡してきた。僕はそれを反射的に受け取った。


「これは?」


「それは我がレリヘンフェルト家の紋章だよ。それがあればいつでも来れるよ。」


「!ありがとうございます!」

 そう言って僕は頭を下げた。とても貴重な物を貰っちゃったよ~!


「ははは。礼は要らないさ。」


「うん!ヒロ君ならいつでも歓迎するよ!」

 男性陣イケメンです。アニキと呼んでも?……いや、呼ばないけど。


「それじゃあそろそろ帰らないと。昨日からありがとうございました!」 「ありがとうございました!」

 僕とルーナはそう言って頭を下げた。


「礼ならこちらも言わせてくれ。久しぶりにとても楽しかったよ。」


「はい、私もですわ。」


「ヒロ君、また会おう!」 「はい!」


「ルーナさん、また会いましょうね!」 「!は、はい!」

 皆と挨拶を済ませて、僕達はそのまま部屋を出た。


「ヒロ、ありがとう♪」


「ん?何の事?」


「王様との話。」


「あ、うん。……どういたしまして♪」なでなで


「~~♪」


「……じゃあ、帰ろうか?」


「うん!」

 そうして僕達は王宮を後にした。



 …………帰る時に距離が遠いことを知り、どうしようかと思っていたら、メイドさんが馬車を用意してくれてました。……メイドさんカッケーっす。

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