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最終章
俺たち３人はそれぞれ違う独房に入れられた。
特に俺は精神に異常をきたしていたため、
週に１度、医者に定期健診へ行かされるようになった。
数日は生えてこなかったツタも、
今では俺の独房の壁一面を塗りつぶすように生えている。
抜いたところから生えてくる。
追い返してもまた来るあの女のように。
死にたくはなかった。
しかし、あと３日で刑務所ライフは終わる。
それだけが希望だった。
そして次の日。
俺はツタに首を絞められて死んでいた。
畳の床にはシロツメグサが一面に生えていた。
補足
シロツメグサ：花言葉「復讐心」
ツタ：花言葉「死んでも離れない」
