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vii. 灰色
二度目の深弦、失礼します。
深弦さまより
今にも降り出しそうな、どんよりと曇った灰色の空。
低く下がっている雲と同様に、私のテンションも下がっている。
『ごめん、お待たせ』
ロータリーで一人ぽつんと待っていた私に、悪びれもせずにキミは言った。
『遅い』
不機嫌を装って私はキミに言った。
『遅かった罰です。
どっか連れてって』
『えーっ、キツイなー』
言葉とは裏腹に、キミの表情は明るい。
それにつられて、淀んでいた私の表情も明るくなる。
ホラ。
私の表情が明るくなるのにつられて、空からも灰色が消えていくよ。
やっぱりこの企画楽しかったです!
深弦さまより




