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xiii. 紫
深弦様に書いていただきました。
昔私たちが通っていた学校の、校庭の端に有る、藤棚の藤の花の一総に触れる。
鮮やかな紫色の藤の花。
在学中、キミが好きだと言っていた花だよね。
ぽつぽつと、あの頃の記憶が蘇る。
あの頃の私たちはまだ幼くて。
やりたい事も、やれない事も沢山有った。
今はまだ、中途半端な年齢にいる私たちも、大人になったら、そんな事は減っていくのかな。
そう思って、私は再びあの頃の自分たちへと思いを馳せる。
脆く儚い時代を過ごしていた頃の、私とキミに――
うん、楽しかった!←開き直った。
深弦様より




