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森島さん9
次の日の晩。桜木医院の休憩室では風花
先生、ウンベンくん、ウンタくんの三人に
春彦先生も加わって、ささやかな夕食会が
開かれました。
全員「いただきまーす」
春彦「いやあ、それにしても、この病院の
患者からアマチュア囲碁日本一が出ると
はうれしい限りだな」
風花「これもパパがウンタくんに囲碁を教
えてくれたからよ」
春彦「うむ。ウンベンくんにいくら教えて
も、すぐ眠ってしまったが、横で見てい
たウンタくんが興味を持って、結構上達
したんだよ」
風花「そんなわけで、今回はウンベンくん
の代わりにウンタくんの体を使って、
便移植をしました」
ウンベン「それを言われると、ワシは肩身
がせまいです」
風花「ウンタくんはこれまで体を提供した
ことがなかったから心配だったけど、
無事にデビューできたわね」
ウンタ「うん。僕、森島さんの力になれて
すごくうれしいよ」
ーなんと、便の提供者になったのは、ウン
ベンくんではなく、息子のウンタくんだっ
たのです。ーつづくー




