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丸堂くん13
その10分後。風花先生は競技場の一室
の椅子に座っていました。彼女は不審者と
誤解されてしまったのです。彼女の前には
机をはさんで警備員が座っています。
警備員「とにかく、その筒の中身を見せて
ください」
風花「ですから私は医者で、この筒の中に
はとても貴重な薬が入っているんです。
この薬は光が当たるとダメになるので、
お見せすることはできないんです」
筒の中にはウンベンくんがいるので、見せ
るわけにはいきません。風花先生はうまく
言い逃れようと粘っています。
警備員「そんな貴重な薬をなぜ、競技場に
持ってきたんですか?」
風花「えーと、それは・・・」
警備員「怪しいなあ。何だか火薬のような
ニオイがしますよ。本当はその筒の中に
は爆弾が入ってるんでしょう」
風花「とんでもない。そうだ!丸堂くんを
ここに呼んでください。彼なら私のこと
を知っていますから」
ーつづくー




