日本に出来る事をするべきである
はじめに。
私は開戦当初から本日に至るまで、ウクライナ支持で一貫しておりますので、その辺りはご了承ください。
こんにちは。加藤良介でございます。
皆様におかれましては、先日の(2025/3/3)に行われた、アメリカとウクライナの首脳会談はご覧になられましたでしょうか。
いろんな意味でショッキングな映像でしたね。
個人的な予測では決裂するだろうなとは思っとりましたが、まさかあそこまで強烈な喧嘩別れになるとは予想外。
歴オタの一人として、歴史的な転換点をこの目で見られて、不思議な満足感があります。
さてさて、本エッセイではどっちが悪いとか、どっちもどっち論とか述べるつもりは一切ございません。その手の言説は他の人にお任せいたします。
言えるとするのなら、アメリカもウクライナも思惑が外れて困惑しているであろうことですね。
私的に今回の騒動は、アメリカが第二次大戦以降、自身に課していた役割からの決別宣言であろうと解釈いたしました。
別に不思議はありません。
いわゆるモンロー主義ってやつですね。アメリカの外交における伝統的な価値観の一つです。
まあ、20世紀前半の考え方なのですが、今でも現役だったってことです。そこに文句を言っても仕方がありません。アメリカがウクライナへの支援を渋るというのであれば、それは彼らの考えであり尊重すべきでしょう。
因みにモンロー主義ってのをざっくり言うと、
( ̄▽ ̄)//遠い外国の事は知らん。ワシらは近場の外国(中米)にだけ興味があるので、こっちには口出しすんな。って感じの考え方です。
実際、場所も分からん遠い異国の戦争に、アメリカが何億ドルも費やす必要性があるのか? 今目の前で苦しんでいる自国民のために使うべきであろう、という考え方は一定の説得力があります。トランプさんはそれを公約に大統領に当選したのですから、公約を守っているだけとも言えるでしょう。消息筋からの情報によれば、これまでに決定していた軍事支援も無期限の差し止めとか。
下世話な表現で恐縮ですが、アメリカが言いたいのは「てめーのケツは、てめーで拭け」ってことでしょう。
まぁ、そりゃそうだって事ではあります。
しかし、我々は困ってしまいます。
今日のウクライナは明日の台湾、明後日の日本。
これを否定できる最後のパーツが、TVカメラの前でパージされてしまったからですね。大げさに表現するのであれば、国際的な枠組みの解体です。混沌の時代の到来です。
困りましたね。日本人が一番苦手なやつ。
だって我が国は有史以来、国際的な枠組みを勉強し、それに対応することによって、国を保全してきた歴史を持っているからです。
それが揺らぐと、どうしたらいいのか分かんない。これは律令以来の伝統ですので、今更変えられるものではありません。
今のところ我が国が取れる選択肢は二つでしょう。
国際的な枠組みの崩壊を眺めながらその場しのぎの対応をするか、古い枠組みを維持する努力をするかです。新しい枠組みを作れなどというのは無理な相談です。
(´・ω・)//だってやったことないもん。
個人的な所感ですが、今の段階では古い枠組みの維持に回る方が良いでしょう。
具体的な取り組みとしてはウクライナ支援の強化です。
アメリカの穴を少しでも防ぐ努力を、我々はすべきだと考えます。
現行法では武器の支援は難しいでしょうが、支援の選択肢は武器以外にも沢山あります。
私が考える支援は、モビリティーの支援です。
これは我が国の得意分野。
ウクライナで使えそうな車両をどんどん支援すべきです。
大量のランクルとハイエース、ハンターカブなどを送りましょう。国内産業の振興にもなるだろうから短期的に見ても損はない。コマツなどの工事機械も需要が有るでしょう。
特に私の一押しはランクル。ランドクルーザーでございます。国内販売用の高級車の方ではなく、ガチのクロカン用の方ね。
ランクルは世界各国の武装勢力やテロリスト、正規軍に至るまで、皆さんご愛用の一品です。噂では、テログループがトヨタに装甲を強化して地雷に強いランクルの開発を依頼したとか何とか。
トヨタはふざけんな!と言ったそうです。
( ̄▽ ̄)//そりゃそうだ。
そういえば昔、イスラミック・ステイトがお盛んだったころに彼らのPVがあったのですが、トヨタの宣伝かと思うぐらいの、ランクル推しの映像でした。あれはトヨタが可哀そうだった。
しかしながらウクライナ支援のランクルであれば、堂々と宣伝できるでしょう。現地の人も大喜びではないかと。ついでに盗まれる車NO1のハイエースもお付けしましょう。多くの荷物を運べ、トラックよりも小回りが利きます。
トヨタだけではバランスが悪いので、ホンダが世界に誇る名車、スーパーカブの改良版、ハンターカブもつけましょう。ハンターカブは雪道でも平気で走るらしいので、ウクライナでも活躍できます。泥はしらん。
この支援であれは、予算さえあれば今すぐにでもできます。
政府には補正予算、お待ちしております。
終わり
最後に。
国際的な枠組みの崩壊などと述べましたが、アメリカがふらっと戻ってくる可能性も高いです。ってか実際にモンロー主義って長続きせんのよ。歴史的に見ても。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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