表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/62

「消えた美少女」

 

 「今の若いもんはああいうのを美少女

と言うのかのう?」

 「まあ、

痩せてる方がいいみたいじゃからのう」

 「でも、

なら、じいさんが助けた甲斐があったのう。

 てっきり、男にふられて

自殺かとも思っていたんじゃ」

 「そうじゃのう」

 老人と老婆はそう話しながら、

少女の寝ている布団に向かった。



 「臨時ニュースです。

 指名手配中の連続少女殺人犯根岸あおむが、

 本日オンシラ村で、

 少女の殺害を企てようとしようとしているところを、

 同居の老人に目撃され、

その場にあった猟銃で射殺されたとのことです。

 詳細がわかり次第速報致します」



 「じいさん、いない...」

 「ああ...、少し休んだら、

 警察が事情聴取するって言っておったのに」

 「あんな穴に落ちていたのじゃから、

 何かワケありじゃったのかのう?」

 老人と老婆はそう話しをすると、

女を探した。

 しかし、

女はいなかった。

 「消えるはずはないのじゃが」

 老人宅の門の前には警察官やマスコミがたくさんいた。



 老人と老婆だけでなく、

警察官たちも救出された女を探したが見つからなかった。

 結局、殺されかけた女はそのまま消えてしまった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ