秋は、唐揚げです
武 頼庵さんの「秋は〇〇〇!!!」企画に、急遽参加をさせていただきます!
その日・・・
キティルハルム女王ミリアリア・イスレ・キティルハルムは、神波動連発銃を手に、森に分け入っていた。
「今日の晩御飯は・・・
七面鳥の唐揚げだッ!」
キティルハルムに生息する、やたら数の多い「七面鳥」・・・
それは、ダチョウのようで狂暴・・・
神波動まで使ってくる、厄介な野生動物である。
けっして、「七面鳥」ではない。
なので、人猫が総人口の大部分を占めるキティルハルムの民の主婦や、料亭の女将はこうして狩りを行い、自ら仕留めるのである。
「だりゃあああああああッ!」
七面鳥・・・
そう表記されるが、顔が七つもあるのだ。
ただ一つの顔が、「本物」で残りの六つは「ダミー」だが。
ヤツメウナギの全部で八つある目のうち、二つが「本物」で後は「エラ」だというのによく似ている。
「ふう・・・」
ミリアム女王は、穴だらけの「獲物」を掴んで、その場を去る・・・
こうして、その日のキティルハルム王室の晩御飯は「七面鳥」の唐揚げ」となった。
秋は・・・
「唐揚げ」である・・・
ホントか?
キティルハルムの七面鳥は・・・
狂暴です。
しかし・・・
おいしいです・・・(笑)