私と彼の毎日
トントントントントン…
ジュワーーーー!
じゅっじゅっ…
「できたー!!」
「はるくーん 起きて起きて 朝ごはんだよ!」
「うーーーん…」
「学校遅れちゃうよ!」
「ふわぁーぁ
朝って いつまでも寝ていられるよなー!
永久に朝が来なければいいのに。」
「はるくん…
朝が来なかったら ずっと真っ暗だよー。
」
「さ、もう起きて!!布団はがすよー!」
バサッ!
「さむーーーー!!」
「もう、あきらめて。」
「あーぁ。 ハナは厳しいな〜。」
「それも、これも はるくんのことを思っているからです。」
「なんか、くやしいけど、納得。」
「うむうむ。よきかな。」
「はぁ… 起きよう。」
「ご飯できてるから、来てね〜!」
とんとんとん…
階段を降りる途中で止まる
こんな感じで布団を剥がされても
はるくんは二度寝するの 知っているのよ
だから
そーーーっと戻って
覗いてみるの
案の定
お腹出して 大の字で寝てた。
寒いって言っていたのに…
2度目はもっと容赦ないわよ!
シャツの隙間から見えているお腹を
コショコショコショ………!!
「ふはははへはへはは……
や、やめて ハナやめてー!!」
「起きた?起きたよね!」
それでも コショコショはやめない。
「起きた 起きた もう絶対に起きた! も…もう 許して下さい」
「うむ。よきにはからえ。」
くすぐるのをやめると
「はーなーちゃーんー!」
不穏な雰囲気に振り向くと
顔面に笑顔を貼り付けた はる!
に…逃げなきゃ
思うが早いか 手を取られ
ベッドへ ポスン と寝かされてしまう
え…笑顔が恐い。
「はるくん?」
「ハナ。」
「…?」
「逆襲だー!!」
脇腹をくすぐられる
「ひゃっ…はははははは……」
逃げたいのに 逃げられない。
「は…りゅくん。 や…やめてー!」
噛んだ…
むりむり 噛まずになんて言えないって…
「ひゃはははははは……」
「どうだ 思い知ったか!!
くすぐりの辛さを!!」
手が止まった
この時を待っていたのよ
勝利の余韻に浸って 歓喜の雄叫びをあげるがごとくつらつらと喋るはるくんの頬を挟んで 顔をさっと近づけて
ちゅっ…
触れるだけの軽いキス
はるくんの 動きも声も止まった…
私は そんな はるくんの腕から抜け出し
にっこり笑って
「朝ごはんだよ。」
先に行ってしまおう
部屋を出ようとすると
後ろから腕が伸びてきて
抱きしめられた。
あーぁ
朝って あとどれだけ早く起きたらいいのかしら?
でもね。
こんな時間が嬉しくって ニヤけてしまうのは はるくんには内緒の話。




