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サイキック・ヒーロー  作者: 白州ダイチ
第一章
1/2

能力《エヴィリア》

 超能力って、知ってる?



 石っころを飛ばしたり、頭に語り掛けたり。


 何なら時空を捻じ曲げたり。



 とにかく、何でもできるんだ。




 《能力》の内の一種だよ。




 《能力》には、たくさんの種類があるんだ。



 《超能力》《正義の力》《亡者の力》、様々だ。




 ホント、《能力》って怖いトコロがあるよね。




 誰にだってあるものじゃないよ?



 選ばれた者が、強い《能力》を手に入れる。



 選ばれなかった者は、土の味を噛みしめる。



 トレーニングして手に入れるようなものとは違うんだ・・・固有名詞と考えてみてよ。



 弱肉強食、運で掴むのが、《能力》だから。







 ええっと、キミ達の世界に、()()は無かった・・・よね?




 もし、運だけじゃなく、強さで《能力》を掴む世界があったとしたら、どうするかな?




―――小さな精霊の眼前に、銀河を纏ったようなスクリーンが現れる。





 ほら!


 見てごらんよ?





―――スクリーンに映し出されるのは、人々が武器を持ち、強さで争う・・・殺風景な荒野だ。


   辺りには閃光や粉塵が飛び交い、剣や光が交差する。





 ちょっと目を塞ぎたいかもね、ふふ。




 これが、己の強さだけで争う世界、そして《能力》を掴める世界だ。





―――その中にただ二人、異質なオーラを身に纏う者が。




   一人は、亀の甲羅のような鎧を着込み、二匹の精霊を連れている。




   手に持つのは、先を三つに分けた、禍々しい槍だ。





 《能力》って、技能なんかの「のうりょく」という読み方にするとややこしいかもね。




 《エヴィリア》、なんてどうかな?






―――そして、もう一人。




   《魔王》と例えるべき、黒のオーラを持つその男と対峙するのは、少年だった。






 福音、エヴァンゲリオンから取ってみたけど、どうだろう。



 この神ネーミングセンス、惚れてもいいよ?


 なんちゃってね。



 

―――少年は《魔王》の一突きを軽快なステップで避けると、笑いながら右手に左手をかざす。




   腕を十字に組むようなポーズを取る。そこには、()()が巻かれていた。






 《能力(エヴィリア)》が欲しいなら!



 ひとつ、この世界にばら撒かれた《ストーン》を集める!



 それだけ!




 ここに映ってるように、人間同士の奪い合いがあったり、オピカスとかいう奴が、《ウォッチ》とかいう《ストーン》の増幅装置を作ったりしてるけど、基本は宝探しと同じだよ。




 《ストーン》ってのは、《能力(エヴィリア)》の込められた石さ。


 奪い合いなら、形あるものの方がいいかなって、てへ。



―――少年が《ウォッチ》に触れると、たちまち周りが緑一色に染められる。



   彼が、何か叫ぶ。



   すると、緑色の雲は剣のように収縮していき、たくさんのそれが少年を取り囲む形になった。






 さあ、行くんだ。





 《能力(エヴィリア)》を掴む者に幸あれ!






―――深緑の剣が―斉に、《魔王》へと放たれた。



  

   

   しかし、《魔王》は防御の姿勢をとらず、

   強烈な蹴りでスピードを得ると、少年へ突進していった。




   お互い死を覚悟し、最後の攻撃を敢行する―――






―――勝敗がつくかつかないか、その佳境でスクリーンが途切れた。





 お送りしたのは、


  ーgyifasgfpi:g;aーこと、エヴァでした!




 ボクを楽しませてねー、ははは。




 ノイズが入り、情景もうっすら途切れていった・・・。

どうもこんにちは、人によってはこんばんは・・・じゃあ、ごきげんよう!

白州ダイチです。

今回は、この「サイキック・ヒーロー」の執筆をしてみた所でございます。


「サイキック・ヒーロー」は、もう5、6年も構想を重ねた、自分の一番書きたかった作品です。


初めはイラストを描いたり、ちょっとしたキャラの紹介文を書く程のものでした。

頭の中で綴った物語といった感じです。


マンガでもいいかな、と思っていたのですが、当時の未熟な自分では絵が描けず、迷走しておりました。

そこに現れたのが「ライトノベル」というジャンル、そして「なろう」様でした。


元々の構想が異世界転生ものであったことで、これはいいじゃないかと思い、執筆に入りました。



お恥ずかしい話ではありますが、自分はこの作品を10回ほど書き、また消しています。

それほどに思い入れが強い作品、と思って読んでいただければ幸いです。



それでは、次の物語の執筆に入っていきます。


「サイキック・ヒーロー」をどうぞ、よろしくお願い致します!


投稿は遅めとなります、ご了承下さい。

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