奇跡の始まり
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中学を卒業した俺は国内屈指の名門高
「東京都立青葉高等学校になんとか合格できたが…この学校は基本的に頭が良い人達の集まりだからな…ついていけるかな…お先真っ暗だな…」
情けないことにこの学校に入学できたのは合格者の中で入学を拒否した人が現れたため合格者予備群の自分に白羽の矢が立った訳でただの幸運でしかなかった。
「入学しちゃったんだし…今更何を言っても変わりは…しないか…はぁ…」ため息交じりに入学したことを少しだけ悔やんでいた
「ねぇ!同じ制服だから私と同じ高校だよね!」不意に後ろから能天気な声が聞こえた
(ものすごい元気な子だな…俺と正反対な性格だ、すこし羨ましいな…)
「ねぇ!君だよ!」
(ほら誰かしらんがこんな元気な子を無視するもんじゃないぞ、まぁ俺とは無縁な子だな)
「そこまで無視されると私、少し怒ったよ!」
そう言ったとたん元気な声を発していた子が俺の前に現れて道をふさいでいた
(ん?なんで俺の前にたってるんだ?あぁ…)
「も、もしかして…お、俺に話しかけてた?…」
元気いっぱいだった子が少し不機嫌そうになった
「私と君以外周りに人がいないよ!」
言われてから周りを見てみれば俺達の周りに人の気配はなかった
(まさか、俺に話かけてくるとはな…中学の頃ろくに女子と話したことがなかったからな…こうゆうときにどんな反応をすれば正解なのだろうか…)
「よ、よくぞきたな…我は西城幸喜、そ…(やばい!)そなたは?」
(やっちまった!いつもの癖で戦国時代ゲームのマネしちゃったよ!)
元気いっぱいだった子がこちらに不思議そうな目を向けてきた、そして
「陽太!」
元気いっぱいな声がその場に響いた
「君と同じ青葉高等学校に今年入学した佐藤陽太!これからよろしくね!」
そう言い終えた彼女は満面の笑みを見せてきた
(満面の笑みを浮かべてこちらを見てきても困るな…)
「こちらこそこれからよろしくで…す…」
(これからの学校生活お先真っ暗だったけど、少し光が見えてきた気がするな…)
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