〜私ト他人ト鉄道ト〜
〜発車〜
ガタンガタンと鳴り響く車内。
私は1人、窓側のボックスシートに座っていた
私の名前は小口。至って普通の高校生、
他の人と違う所があるとするならば...鉄道マニアと
言うところだ。私は特に"国鉄型"と呼ばれる
JR発足前に作られた車両が好きだ。
今は115系と言う国鉄型の近郊列車に乗っているのだ
この国鉄型電車のモーター音はたまらない
しかも車内には誰もいない
「今日はついてるなぁ」
やがて、列車はトンネルに入る、
フォンとタイフォンがトンネル内に響く。
因みにタイフォンとは、115系等についてる警笛の
タイプのことである。
「景色は見えないのに何でこんなにワクワクするのだろうか?」
私はいつもトンネルに入るとそんな気がするのだ。
トンネルを抜けた列車は次の停車駅に
止まるため減速し出すのであった。
さて、この先私はどんな出会いに会うのでしょうか
良いものなのか悪いものなのか...
それは彼にしか分からないのである。
〜発車〜完
読んで下さりありがとうございます
次のお話までしばしの別れですね
それでは次の話に向かって
ATS確認。出発進行!