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これから

ステータスの確認、それとこの世界の武器、防具についてです。

シェリーとベベのステータスを確認する。

迷宮に入って、猛スピードでレベリングを行った事もあり、

スキルも増えていた。


【名前】シェリ

【レベル】20

【種族】猫人族

【ギルドランク】ソロ E/ギルド 2部 B

【所属ギルド】マティーニ

【戦闘スキル】

短剣スキル 4(クロノスハント)

身体強化  4

眷属(猫)  3(オールフィクション)

【称号スキル】

迷宮10階層到達者

短剣師

ジャイアントキリング


【名前】ベベ

【レベル】20

【種族】犬人族

【ギルドランク】ソロ E/ギルド 2部 B

【所属ギルド】マティーニ

【戦闘スキル】

槍スキル 4(雷鳴突き)

身体強化 4

眷属(犬) 3 (引き出す)

【称号スキル】

迷宮10階層到達者

槍師

ジャイアントキリング


ソロのランクが上がっていないのは、今回全体クエストを

ギルドとして受けたからだろう。

ジャイアントキリングは、ボストロルを倒した時に

獲得したみたいだな。


それにしても眷属っていうのは・・・神の使いってことか?

この2人がそんな風には見えないが。 

それに「オールフィクション」と「引き出す」っていうスキルは

初めて見たな。


もちろん、隠蔽スキルを使って眷属の所は隠してある。


おれは鑑定スキルを使って、詳しく眷属について調べた。


”オールフィクション”は、特定の”何か”をなかったことにするスキル。

”引き出す”は、特定の”アイテム”から能力を引き出すスキル。


どっちもかなりやばそうなスキルみたいだから、

これは隠しておいて良いだろう。


この2人といったら、レベルが20であることに目がいっていて、

肝心のスキルやら細かい所は見ていないようだから呑気なもんだ。


「シェリーとベベ、自分たちのスキルは他の人には

しゃべっちゃいけないよ」


「「なんで~???」」


「自分達の秘密をばらすことは、そのまま危険に繋がるからね」


「「は~い」」


シェリーとベベは素直に納得した。


「さっき、ダンジョンマスターを倒した時のユニークアイテム、

レッドネックレスの鑑定結果が出たよ」


「いくらだったんだみゃ~?」



「金貨10枚だ」



「「うおおおおおお!!!」」



シェリーとベベは雄叫びを上げた。 

・・・12歳の女の子なんだからやめなさい。


「わっちらお金持ちになったんだみゃ~!!」


「おいらたちが強くなればお金もいーっぱい稼げるんだし」


「こんなのまだまだだからね。俺たちはこれからもっともっと稼げる。

それにしても、そんなにお金を稼いで何に使うつもりなんだ?」


「お金を稼いで、強くなって、村を滅ぼした魔物をやっつけるんだみゃ」


お金を稼いでっていうのは、良い装備を揃える為に必要って事だろうな。


「それで・・・その魔物の手がかりはあるのかな?」


「「それは・・・」」


2人とも目を合わせたが、手がかりはやはりなさそうで、

黙って俯いてしまった。


「・・・例えばどうだろう。大きな町、特に城下町に行ったりなんかすると、

色んな情報も聞けるだろうし、そこから町を滅ぼした魔物の手がかりも

掴めるかもしれない」


「それだみゃ~!」

「それなんだし~!」


落ち込んだ顔から一転、2人の表情はぱあと明るくなった。

忙しいったらないが、こんな可愛い顔されたら、助けたくもなる。


「まずはその魔物に出会っても倒せるように準備が必要だ」


「にゃい!」

「だし!」


「とりあえず今日は疲れたから、宿を借りてゆっくり休もう。

話はそれからだ」


俺たち3人は、ギルドに向かうまでに目星をつけておいた宿へと

向かうことにした。一応何泊か泊まっていきたいと考えている。


ミストラル城にいくまで、この町でやってみたいことがある。


まず1つ目、ギルドを作ったメリットでもあるが、

レベリングが効率よく行える教育スキルの使用と

ギルドダンジョンを使った効率の良いレベリングはどんなもんか。


2つ目は鍛冶スキルを使った、武器、防具の作成だ。


エンチャントアイテムの作成。つまり、何らかのオプションが

ついた武器や、防具の事だ。

この世界にはアイアン、シルバー、アダマンタイトシリーズなどの

武器や防具に魔力を付与することによって、無付与から付与、

つまりノーマルをエンチャントアイテムにすることができる。

つまり、SR(スーパーレア)だ。


ただ、エンチャントできる数は()()()()と限りがある。

しかし、この世界には、エンチャントが2つついたものもあり、

これは作成難易度がとてつもなく高い。

1つついているものに、もう1つエンチャントする場合、

通常そのアイテムは魔力に耐え切れなくなってしまい破壊される。

しかし、魔力付与の精密さ、高度な鍛冶の技術により、

稀に作成することができ、破格の希少価値となる。

これを、UR(ウルトラレア)と呼ばれている。


ユニークアイテムについても2つまでエンチャントをすることができる。

通常、1つエンチャントされたユニークアイテムを

SU(スーパーユニーク)と呼ばれており、

これだけでも価値は非常に高い。

さらに2つついたもの、

UU(ウルトラユニーク)

存在自体が伝説化しているくらいだ。


これからエキストラダンジョンのような、突発的な強敵との闘いが

出てきたときにも対応できるように、レベルや装備を整えておいて損は

ないだろう。


ガチガチに強くなる必要はないが、ある程度は・・・ね。



「ご主人様~お腹すいたあああ」


「おいらもペコペコなんだし~」


「はいはいわかったわかった。宿まで行ったら腹いっぱい

飯食おうな」


「「にーく♪にーく♪」」


村を滅ぼされたっていうのに、この2人の明るい性格は

ほんと凄いよな~と、妙に感心した。


そして俺たち3人は、目当ての宿で腹いっぱいの飯を食べ、

ぐっすりと眠ることが出来た。


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