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鬼が住まう男  作者: ラン丸
学園編
2/10

第一話

鬼が住まう男をこの度連載し始めました、良ければ読んでいってください。そしてもう一つ書いてる小説の「全ては生きるために」の方もよろしくお願いします。

西暦2017年日本。どこからか現れる見たこともない動物により世界の人口が3分の1になった。この動物を人は魔獣と呼び、日本の武術を嗜む者たちが最近浸透してきた魔具を使用しこれと戦っていた。様々な流派が存在する中、幻の流派が存在した。その名は鬼人無相流きじんむそうりゅうと呼ばれた。


「さて、行くとするか」


彼の名は鬼貫蒼馬おにつらそうま鬼人無相流第48代目継承者である。

彼は幼少の時から父親であり鬼人無相流第47代目継承者から鬼人無相流の技を受け継ぐため修行を行っていた。父親にその才能を見出され幼いころに第48代目継承者となった。継承者になって7年、23歳となった蒼馬は50年前に設立された、武術学園に入学することにした。学園は何処かの流派属する者、何処の流派にも属さない人間が在籍し、己の力を高め魔獣に対抗するための訓練を受ける場所となっている。


「さて、どんな猛者が居る事やら」


蒼馬は不敵に笑い、武術学園に向けて歩き出した。


今蒼馬が居る日本は8のエリアに分かれている。『北海道』『東北エリア』『関東エリア』

『中部エリア』『近畿エリア』『中国エリア』『四国エリア』『九州エリアの』である。蒼馬が居る場所は日本の中心地であり武術学園がある関東エリアで、魔獣が現れた時各エリアに伝令し即座に対応するための魔獣対策本部が設立されているエリアでもある。


「ここから新幹線か」


蒼馬は歩いて数十分の所にある駅に着き武術学園直通の新幹線に乗り込んだ。魔具が浸透したことにより生活は豊かさを増した、新幹線についても例外はなく魔具を搭載した新幹線はそれまでの新幹線のスピードの倍の速さで動くことができ、中に乗っている乗客には影響はない。


無事蒼馬は武術学園に着くことができ武術学園の門をくぐった。

その後武術学園の入学式が始まった。退屈な入学式も残す事在校生代表の挨拶と校長の挨拶だけだ。


(思ったより普通な感じだな、一般の学校と然程代わり映えがない。退屈な所も......な)


武術学園に入学すれば戦うことは逃れられない、それにより入学試験などは存在せず学園側に申請を出せば入学することができる。このことを世間一般では常識となっているので戦う意思のない者、戦う実力が備わっていない者は申請しようとは思わない。よってここには戦う者達が集まるのだ。


一人の男が壇上に上がり中央のマイクがある場所でこちらを向いた。


「私は天道一刀流てんどういっとうりゅう天道伊月てんどういつき。在校生を代表して一言」


(天道一刀流......ね)


黒い髪黒い眼で目つきが鋭く腰に一本の刀を携えている男は見る者を引き付けた。それが武術を嗜む者なら尚更だ、彼が放つ雰囲気が凄いものだと周りの人が感じたからだ。入学生は一同にその男に視線を向け蒼馬も男に視線を向けた。


「私達はここで己の力を高め、技を磨きいつ来るか分からない魔獣を倒すために日々訓練をしている。ここは多種多様な流派の者やそれに属さない者もいて問題も多くある。だが忘れないで欲しい、ここに来たという事を。ここは魔獣を倒す者が集まる場所、全ては魔獣を倒すため。君達にもその覚悟と思いを持って3年間を過ごしてもらいたい......以上だ」


一同拍手をして天道伊月は壇上から降りた。その次に校長の挨拶だ。


「私はこの学園の校長、坂本惣十郎さかもとそうじゅうろうだ。諸君らの入学を祝して一言。ようこそ武術学園へ。私達は君達のこれからの活躍を手助けしていく、ここで君達は己の力を高めていき日本の為に魔獣と戦ってもらいたい......以上だ」


それを最後に入学式は終わった、これから入学者一同武術学園での生活が始まる。蒼馬は入学式が終わると直ぐに学園を出て、自宅へと戻っていった。本格的に始まるのは明日からだ。


今年の入学者数:蒼馬含め126人


読んでくださりありがとうございました、今回は短いですが次回からはもう少し多くなると思われます。

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