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知りたくもあり。知りたくもなし

スーツ姿の老人が、

街角のポスターに描かれた

若い男の尻を

何度も

何度も

撫でていました。


慈しみと愛。

都会の人混みを尻目に、

異常アブノーマルをいとも簡単に通り越した

その手つきの優しさ。


スピーカーから流れるヒップホップの喧騒のなか

老人のもう一方の手にあるスーパーの袋が

やけに白く浮き立ち、

人混みが産む風に抗うように

カサカサと音を立てていました。


僕の小説は支離シリ滅裂になってしまいましたが、

その爺は尻熱烈ネツレツでした。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ほぼ実話ベースです。念のため。決してお知り合いぢゃないです。念のため。


暑さ厳しい日々が続きます。みなさまご自愛くださいませ。

パン大好き

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