22/24
危急存亡の秋(とき)
「子犬を運ぶスペースは空いていませんか!」
「もうシャトルは満杯なんだよ。すまない……」
「この子は家族同然なんです。ほんの、ほんのちょっとでいいんです!」
「ここに少しだけ空きスペースがありますよ!」
「あっ、ありがとうございます! えっ、え~っと、見つけてくれた人はどこですか?」
子犬を助けた善意の一声。
けれども、その声の主は結局見つからなかった。
……誰かさんが見つけた、小さいアキ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
パン大好き!




