怒りの会社員
草木も眠る丑三つ時。時刻は午後の7時を回っている。貧相な会社員の男はまだオフィスに居た。オフィスに居るのは男と上司だけである。男はアダルトサイトを閲覧していた。音量は限りなく小さくしているため近くの上司のデスクには届かないはずだ。動画を見つけてはひたすらダウンロードを繰り返している。好きでこんな事をしている訳ではない。上司が自宅へ帰るのを待っているだけだった。
上司がふいに立ち上がりそのままオフィスを後にした。何かを察知し、男も急いで立ち上がり上司のあとに続く。どうやらトイレに行くようだった。男はそれだけで気が滅入った。足早にトイレに入った上司は便器に跨り大便を捻り出す。トイレットペーパーを片手に直立不動をする男。10分くらい経過した後、上司が糞がついたままの尻を男の方に突き出してくる。男はトイレットペーパーを丸めて団子を作った後、上司の肛門を優しく擦る。上司がトイレに行くたびにこの苦行がある。この時も男は耐え切れず真下にゲロを吐いた。
オフィスに戻る男と上司だったが、上司が廊下に設置してある自販機で飲み物を購入したため、また男の苦行が始まる事になる。ペットボトルの蓋をあけ、上司に飲み物を飲ませる男。途中で上司がむせて男に毒霧を浴びせる。再び男はゲロを真下に吐いた。だがまだ飲み物は1.5リットルも残っている。上司が呑み終わるまでこれを繰り返す。毒霧、嘔吐、毒霧、嘔吐・・・。男は著しく体力を消耗していった。
普段はこのような上司の世話はしない。その業務はこのオフィスで働く一番若い女子社員が行う事となっている。だが、今は草木も眠る丑三つ時の午後の7時。こんなに遅くまで残って働く者などいない。仕方なしにこの時間まで残っている男がその業務を請け負う事となっている。何故上司はこんな時間までこんなオフィスに残っているのか。何故我々部下にこんな世話をさせるのか、全てが謎であった。その答えは、この上司が他人に自分の世話をさせるのが趣味なだけであったが、そんな事男が知る由もない。先程の上司の尻が頭に浮かんできて、再びゲロを真下に吐く。もう限界だ。帰るしかない。
男は上司に切り出した。
「すみません、あのー。私ちょっと体調が悪くなってしまいまして。それであのー、帰らせていただけたいのですが、あのー」
上司は何も答えない。こういった部下達からの要望を聞く耳を上司は持たない。上司はデスクから饅頭をとりだした。それをわざとらしく男の目の前に置いて叫んだ。
「何をボケーっとしてるんだ!!!早く食わせろ!!!!」
男は饅頭を上司の口へと運ぶ。途中上司がむせて饅頭を吹き出す。それを上司に気づかれないように素早く拾って食べる男。その後も上司は饅頭を目の前に置き続け、それを男が食べさせてやらなければならなかった。
「ケツが痒い!!かけ!!」
上司は脂肪たっぷりの汚い尻を男に向ける。男は真下にゲロを吐きながら上司の尻をガリガリかいていく。するといきなり男の下腹部に後ろ蹴りが入った。
「痛えんだよ糞野郎!!!もっと優しくかけ!!!撫でまわすようにかけ!!!」
男は益々ゲロを吐きながら上司の尻を撫でまわしていく。途中何発か屁を喰らいながらもなんとかやり遂げた。だが、その後すぐに上司はその場で脱糞を始めた為、今度は尻拭きを行わなければならない事になる。容赦なく床に山盛りになっていく汚物。その処理も男が行わなければならないのだ。
男は限界を超えていた。もう駄目だ。もうすぐ私はこの上司を殺してしまう。気分を落ち着かせるために心の中で羊を数えてみるものの、怒りのあまりにその羊達を虐殺してしまう始末である。そして上司はこう言った。
「誰でもいいから女を犯してえー」
男は切れた。神経を消耗していた男は、誰でもいい=男のオナペットにしていた若い女子社員という発想に至ったのだ。
「ふざけんなジジイいいいいいいい!!!!!!!!殺すぞおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
男は覚えたばかりの左ハイキックを上司に放つ。顔面に直撃!脂肪たっぷりの上司の顔が苦痛に歪む!!
「てめええええええええええええ!!!!!!!ふざけんなあああああああああああ!!!!!」
上司は懐から無数の饅頭を取り出し男に投げつける。それをモロにみぞおちに喰らい悶絶する男。だがここで倒れてはいけない。男はその直撃した饅頭を食べる事によって体力を回復した。すばやく反撃に出る。男は無数の手刀を上司に繰り出す。その全てが上司に直撃した。大ダメージを受ける上司。涙・鼻水・よだれ・小便・大便を垂れ流して苦しむ上司。男は更に続けながらこう行った。
「オメーにはいつもムカついてたんだよおおおおおお!!!!!!!!!もう殺すからっ!!!!!!もう殺すからっ!!!!」
激しいストンピングを上司にお見舞いする男。それを喰らい続ける上司はその衝撃で手足をブラつかせ気味の悪いダンスを踊っている。
「むごおおおおおおおお!!!!!ふぎょおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
悲鳴を上げ苦しむ上司。だが男の猛攻も途切れる事となる。激しい攻撃を連続で繰り出していたためスタミナ切れを起こしたのだ。素早く立ち上がった上司。反撃の右ストレートを放つ!男の顔面にクリーンヒット!鼻血を吹き出しながら吹っ飛ぶ男。
「もうオメーは謝っても許さないから。バラバラにするから」
腹の脂肪を揺らしながら男に近づく上司。男はとっさにこう言った。
「わかりました!一生この会社で貴方様のお世話を致します!!!!!!」
すると上司は表情を元に戻しこう言った。
「そうかそうか、それは良い。褒めてつかわす」
しかしそれは男の罠だった。油断した上司の顔面に飛び膝蹴りが炸裂する!後ろに吹っ飛ぶ上司。既に失神していた。
男は勝った。長年自分を苦しめてきた油ギッシュな脂肪ジジイに勝ったのだ。喜びのあまり小便・大便を漏らす男。地獄から解放された。明日から私の天国が始まる。勝利の証に、上司を裸にし磔にする。今からこの会社は男のものだ。明日出社してきた社員はこの光景を見て自分に跪くだろう。そう考えただけで小便と大便が溢れてくる。
明日からこの会社は私が支配するのだ。恐れるものなど何もない。
完