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雷皇

お仕事がっとっても忙しいです・・・更新遅れてほんとに申し訳ないです。。。褒め言葉とかいただけると明日への活力になりますのでよろしくお願いいたします

「だいぶ冷え込みもおさまってきたね~。」

「だな。春も近いなぁ~。」


ユーラとリックが昼の日差しを浴びながら話している。出会った頃にもめてたのがウソのようだ。


「でも、春が来るとクリスちゃんたちとはお別れなのよねぇ~。」

「アッシュもいなくなるし、なによりセバスチャンさんの料理が食べられなくなるのがなぁ~。」


セバスチャンさんの料理は絶品だった。毎日の夕食が戦争になるほどにぎやかだった。あの人ほんとなんでもできるな。司祭様に聞いたら昔はパーティの料理担当も兼ねてたらしい。


修行のほうもある程度目途がついた。戦闘に関しては修行を受けた俺、リック、アッシュはそこいらの冒険者に引けを取らない実力を手に入れているとセバスチャンさんがいってくれた。

重ねて言うと俺に剣の才能はなかった。ロコウさんのおかげで基礎はできていたのだがそこからの伸び城は愚直な努力に過ぎない。身体能力+のおかげで多少のメリットはあったかもしれないが天才と呼ばれる人種とは別物なのだろう。

まぁこの件に関してはもともと小技を駆使したくせ者的な感じを目指していたのであまり動じなかった。

シックルとダガーの変則的な方法で上手い事切り抜けて行こうと思う。


夢幻はよく働いてくれた。王都の偵察、情報の伝達など飛び回りほんとの燕のように渡り歩いていた。

俺も夢幻と視覚共有できるようになり王都の様子を見てみたりしていたのだが思ったよりは平和そうだった。しかしアッシュは静かすぎて不気味だ、王都はもっと活気があったはずだと言い、セバスチャンさんもそれに同意していた。あと試しに城まで夢幻を飛ばしてみたが強力な結界でも張られているのか遠巻きにも中の様子は確認できなかった。この件に関してアッシュは、普段から防御結界は張ってあるがこれは異常、まるで戦時中レベルだと言っていた。


俺はすっかり革命軍の一員みたいに仕立て上げられていた。アッシュとセバスチャンが革命について話す時は、なぜか俺も同席させられ聞いてはいけない話まで聞かされた。外堀が埋められている感じだ。


司祭様は結局町に残ることになった。

理由としてはおっちゃんたちの調査次第では動くことができないだろうし、なにより前線から離れていた身としては勝負勘が戻らないだろうとの判断だそうだ。

セバスチャンさんは残念そうにしていたが仕方ないですね、とあきらめた。

そういうこともあり俺だけでも確保しようといろいろとしているのではないだろうかと思う。


冒険者たちも徐々に町に戻ってきていた。早めに冬眠から目覚めて、寝ぼけて暴れる魔物や獣がいるのでそれの対応が主だった活動になる。俺、アッシュ、リックもそれに対応していた。

クリスはお留守番だ。だいぶブーたれていたが無視した。召喚獣をけしかけてこようとしたので、お口にLOCKしてやった。クリスはまだ召喚獣と意識疎通はできないので召喚獣は指示の声が聞こえないのでおろおろしていた。


そんなある日。


「アッシュ、お客さんだ。御大層な装備した人たちが町に向かってきてるぞ。」


俺は定期的に飛ばしていた夢幻が持ってきた情報をセバスチャンとアッシュに伝える。


「そうか・・・そろそろとは思っていたけど来てしまったか。」

「アッシュ様・・・」

「分かっているよ爺や、出発の準備だ。クリスにも伝えてくれ、僕は迎撃に行く。」

「かしこまりました。」

「トーマ、みんなを集めていてくれるかい?」

「それはリックに頼む。俺も付き合う。」

「そうか、じゃあ最後のクエスト、盗賊退治にいきますか。依頼者はこの僕だ。」

「いいだろう。承った。」


俺とアッシュはスレイプトールに跨り『お客さん』のもとへと向かった。


「ったく!なんで俺らがこんな季節に遠征なんてしなきゃならないんだ!」

「ぼやくなって。お前もあの執政様ににらまれたくないのだろう?」

「そりゃそうだけど・・・しかし本当にクリス様とアッシュ様がこんな辺境におられるのですか?」

「皇子に『様』はつけるなよ?一応誘拐犯ってことになってるんだから。」

「あの皇子様が誘拐なんてするわけないのになぁ~。」

「まったくだ。どっちが正しいことしてるかわからないな・・・。」

「こんな考えだから俺たちはこんなしょーもない荒くれどもと一緒に送り出されたのかもな。」

「辺境に飛ばされた奴ならまだいいほうかもよ?王都に残ってた皇子派のやつらは今頃どうなっているか・・・」

「やべっ!隊長がこっち来るぞ!」

「お前ら無駄話とはいい度胸だな。さっさと逆賊を探してこんか。」

「逆賊って・・・」

「何だ?口答えか?」

「いっいえ!そんなつもりは決して!」

「ならばさっさと行け!」

「「ハッ!」」


2人の兵士が捜索に向かう


「まったく!なぜ私がこんな辺境に来なければならないのだ!しかも冒険者とは名ばかりの荒くれどもまで一緒に!さっさと逆賊を倒して王都で優雅に過ごしたいものだ。」

「調度よかった。私自ら出向いてやったぞ?」

「!!!!」


隊長らしき人物が振り返ると、崖の上にはスレイプトールにまたがるアッシュとその横に立つトーマがいた。


「これはこれはゲルザム卿。このような僻地へ何用か?」

「逆賊アッシュ!皇帝ミルコ=フォン=ライオット様が妃クリス=ライオット様誘拐の罪につき連行に参った!」

「ミルコ如きがライオットの名を名乗っているのか?そしていつからクリスはライオネス家に嫁いだのだ?」

「わきまえろ!ミハエル王が病床に伏せっている中、国を支えてきたのは誰だと思っている!」

「その割には民は苦しんでいるな。」

「国の一大事だ!民も納得している!」

「そうか。ではゲルザム卿、僕が政治に介入しようとすると、決まって暗殺されそうになったのだが、何かご存じではないか?」

「そんなものは知らぬ!」

「おかしいな。捕えた者たちからの情報を整理すると、真っ先に貴公の名が挙がったのだが?」

「そんなはずはない!」

「いや、間違いない。皇族に刃を向けることがどれほどの罪か貴公なら知らないわけではあるまい?」

「言いがかりだ!そもそも貴様は逆賊!そんな・・・」

「黙れ!!!!」


言い逃れをしようとする貴族らしき奴に向かってアッシュが一括し宣言した。


「もはや貴公ら腐った者どもにこの国を任せることはできぬ!父は甘かったかもしれぬが僕はそうはいかない!罪には罰を!悪には制裁を!ライオットの名において貴公らを粛正する!」


そういってアッシュは剣をかざすその剣には雷が纏われていた


「我が名は『雷皇』アッシュ=フォン=ライオット!この裁きの雷をもって逆賊ミルコ=ライオネス及びその仲間を粛正する!邪魔をするならば聖なる雷を持って駆逐する!」


アッシュが高らかに戦線布告を行った


木崎斗真:Cランクハンター 

     ガドルキラー

     グランキラー

     足止め王子(いつの間にか言われだした)

     尻王子 (カーサのセクハラのせい)

特技  :鍵  ホームランバット(棍棒のフルスイング)

     英雄の知恵  無邪気なツッコミ(高速ボディーブロー)

     脛狩り ウインド・ライド


装備  :ファング・シックルG

     ハイストームダガー

     皮の服


持ち物 : 錆びた英雄のナイフ (遺跡で発見)

    : その他もろもろ


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