第9話・新たな仲間4
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火「まぁ、信用するしないは自由だが。」
冬「状況が状況だ。信じるよ。まぁ、もっとも………。」
火「その予測は仮に当たっていても意味がない、と?」
冬「………さすが火野さん、鋭いな。」
火「そうなると、冬木。自分の言った事も意味がないって話になるのかな。」
冬「そうだな、意味がない。」
上「ちょっと待てよ。ここまで色々分かったのに、なんで意味が無いんだよ。」
夏「ここがどういうカラクリで動いてるか分かっただけで、肝心の問題が一個も解決してないから、か?」
冬「ん。」
上「は?」
火「俺達の目的は、ここが何なのか?じゃなくて、どうやってここから出るか、だろ?」
上「あー………。」
冬「俺達がここの仕組みを推理したのは、ここから出る方法のヒントか何かが見つかるかもしれない、と思ったからだ。だが、今分かった事じゃ、何の役にも立たない。」
夏「…………振り出しに戻った?」
上「マジかよ………。」
火「いや、そうでもない。」
夏&上「?」
冬「結局、今までの推測は無駄になったが、閉じ込められた仲間を見つける事が出来た。」
火「4人もいるんだ。落ち着いて動けば、何かしら脱出する方法が浮かぶかもしれんぞ。」
夏「……………。」
冬「それに、他に誰かいるなら、合流しないとな。」
チャラッ
上「携帯…………そうかっ。」
夏「確かに、戦力は多い方がいいね。」
冬「そういう事だ。さぁ、探そうぜ。」
冬「他にいるかもしれない仲間をな。」




