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第25話・偽りの終焉9

***




冬「俺は一人で、アイツらを探す。」




火「…………冬木、悪いがそれは……」


冬「許可できないと言うつもりだろうが、もうここまで来たんだ。許可なんて無くても行くよ。」


夏「宗治、1人じゃ危険だよ。やっぱりみんなで……」


冬「お前らがここで日記を探すのも、同じくらい危険かもしれないんだ。どっちも危険の度合いは変わらねぇよ。」


菫「……どうしても行くのね。」


冬「こういうの、俺向きでしょ?」


菫「馬鹿な子……。」


冬「馬鹿っすよ。探し物なんて少しでも頭使うような事するくらいなら、俺はこういう、体力使って走り回る仕事のが性に合う……。だから、任せましたよ。」


菫「無事に帰って来るのよ。」


冬「先輩達こそ。こまめに連絡すんで、揃って消えないでくださいよ。」




ガララララッ………





夏「姉さん、何でっ!?」


菫「冬木君のあの顔の時は、何言っても無駄よ。もう十年以上も一緒なんだから、分かるでしょ?」


夏「そうだけど………っ」


火「菫ちゃん、だったら尚更今この時だけは止めるべきだったんじゃないか?分からない訳じゃないでしょ、あいつはほっといたら蓮ちゃんよりも無茶苦茶な事やる奴だぞ。」


菫「そうね。きっとまた、馬鹿みたいに無茶するでしょうね。」


夏「分かってるなら止めろよ!?下手したらあいつ………」


菫「駄目よ。私達は任されたでしょ?早く日記を探しましょ。」


夏「姉さんっ!!」


菫「…………大丈夫よ、絶対に。」


夏「何を………」


火「待て、少し落ち着け。夏希。」


火「………菫ちゃん、何を根拠にそう言えるんだ。」


菫「言わないから。」


火「………?」


菫「あの子は、出来ない事は言わないから。」


火「……………。」


菫「あの子も、確かに馬鹿よ。蓮ちゃんよりもふざけた無茶をすぐにやらかすし、その過程で自分がボロボロになったりなんて事もいつもだし。」


菫「でも…………。」


夏「……………。」


菫「いつも出来る事しか言っていないわ。」







菫「だから探しましょう、日記を。私は、あの子の期待に嘘で答えたくなんて、ないから。」

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