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第24話・偽りの終焉8

***




冬「先輩が消滅したという可能性。」





上「おい、冬木!?」


火「落ち着け、可能性の話だ。」


冬「一番当たってほしくない可能性だがな………。」


火「だが、いきなり居なくなってしまったっての考えると………。」


菫「否定も出来ないわ……。」

上「っ…………。」


冬「仮に先輩が本当に消滅したとする。」




冬「なら、次に危険なのは俺達だ。」


上「……………え?」


夏「蓮先輩はいきなりいなくなった。たぶん、自分でも何が起きたか分からず……」




夏「俺達も、このままいくと、自分でも分からないまま消えていく………そうだろ?」


冬「ああ。そして、いきなり消えた原因の分からない俺達は、為す術なく消えていくしかない。」


上「そんな………!?」


冬「もし仮にそうだった場合、何とかしたくても、どうしようもないんだ。とにかく、今出来るのは、あの女に対してと、自分達が消えるかもしれない原因に常に気を配るのと………」


夏「日記だろ?」


冬「ああ。」


菫「それにしても、見つからないわね…、火野先生、本当にこの部屋に?」


火「ああ、間違いない。俺はこの部屋で読んだからな。だが、出てこないとなると………。」

菫「ここには無い、という事になるのかしら……。」


火「もし無いとなると……どうした物か。」


冬「………まだ探してない箇所だってある。とにかく探すしかないだろ。」


火「………そうだな、よし。冬木はそのまま、この辺りを菫ちゃんとさがせ。」


火「俺はここから先をやっちまうから、夏希と上山………は?」


冬「上山なら、俺の後ろに………」


夏「………いない。」


菫「冗談にならないわね……。」







全「………………………。」







冬(上山の事だから、悪ふざけでもしているのだろう。そう思って、いや…そう願って探してみたが、結局見つかる事はなかった。)


火「上山の性格上、危険だってわかりきってる外に出るとは、思えない。」


夏「………そうですね。そういう意味じゃ、あいつはある意味この中で安全な奴ですから。」


菫「まるでフォローになってないけど、そうね。そういう事に関しては、馬鹿な子じゃないはずよ。」


夏「先生、危険なのは分かってますけど、やっぱり外に出て二人を探しに行く方が………。」

火「………そうだな。危険なのは確かだが、もう……様子見も出来る状態じゃない。」


菫「なら、さっそくみんなで………」




冬「駄目だ。」




夏「駄目だって………何で!?」


菫「冬木君、もうそんな状態じゃ………」


冬「確かに………あいつらはいきなり消えた。俺達の探してる物に触れて、消えた可能性もある。」


火「そうかもしれんが、仮にもしあいつらがまだこの中にいて、あの女の子に見つかって逃げ回ってたりしてたら………」


冬「だからだ。この人数で動いたら、今度こそ捕まったっておかしくない。」


夏「そんなの、うまく分散して……」


冬「奴がどこにいるかも分からないのにか?」


夏「………っ」


冬「揃って動く必要なんてない。蒼麻、お前達は引き続きここで日記を探せ。」


菫「冬木君、あなたまさか………」




冬「……………。」









冬「俺は一人で、アイツらを探す。」



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