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第23話・偽りの終焉7

***




火「蓮ちゃんの携帯に繋がらない………。」




夏「なっ!?」


冬「………………。」


上「嘘だろ…………。」


菫「先生、携帯を…。」


火「…………。」




菫「…………。」








菫「呼び出し音すら鳴らないわ………。」


上「どういう…………」









冬「先輩、いきなり消えたのかもな………。」


夏「いきなりって?」


冬「だから、何の前触れもなく、本人も解らない内に、だ。」

上「どうやってだよ、そんないきなりだなんて………。」


冬「分からない。ただ………」


冬「俺達の内誰か、ここの扉開ける音なんて聴いたか?少なくとも、俺は一つも聴いてない。」


夏「確かに………、聴いてない。」


上「俺も、確かに………」


菫「私もよ。」


冬「火野さん、あんたは?」


火「確かに、聴いてないな。」

冬「となると、その考えで良いかもな。」


上「でもよ、一体何処にいったんだよ………。」


冬「それも分からない。ただ、少なくとも3つは思いつく。その前に………」


ピッ、ピッ


夏希菫


ピッ


ピリリリリリリリッ


菫「きゃっ」


ピッ


冬「やっぱり3つだな、思い浮かぶなら……。」


菫「冬木君、何なの?」


冬「………失礼。気になったもんすから………、まず可能性一つ目。」



冬「元の居るべき場所に戻ってしまった。」


夏「戻った、先輩だけ?」


冬「ああ、蒼麻は俺達がここに最初来てから取った行動は覚えてるな。」


夏「……ああ、誰に連絡が着くか、って…。」


冬「そう、俺達はそれでこの校舎内にいる人間と、そうでない奴らの特定が出来た。」


夏「それで先輩が元の世界に戻ったって………?」


冬「あくまで可能性だがな。できれば、そうであってほしいっちゃほしいが………さて、2つ目。あの女に捕まってしまったか………。」


上「………。」


冬「ただ、先輩が自分で出た、もしくは、あいつがここに入ってきた形跡が無いとなると、その可能性は0に近い。」


火「どうしてそう思う?」


冬「前者の場合、仮に先輩が出てったとしたなら、誰も先輩が出てったのに気づかないなんてのは、いくら何でも無いだろう。後者にしたって、それなら先輩一人だけ狙うなんて必要がない。」


火「まぁ、そりゃそうだわな………。」


冬「さて、最後の可能性……。一番考えたくない可能性だ。」


冬「先輩が消滅したという可能性。」


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